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平成23年度予算
11月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:土木費 項:道路橋りょう費 目:道路橋りょう維持費
事業名:

県と市町村の事務の連携・共同処理事業(除雪)

将来ビジョン関連事業(自然の豊かな恵みと生活を守る/暮らしの安全・安心の充実)

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県土整備部 道路企画課 企画調査担当  

電話番号:0857-26-7355  E-mail:dourokikaku@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 4,000千円 0千円 4,000千円 0.1人
補正要求額 4,000千円 0千円 4,000千円 0.0人
8,000千円 0千円 8,000千円 0.1人

事業費

要求額:4,000千円    財源:受託 

事業内容

事業概要

 昨年度の記録的な豪雪において、交通混乱が特に顕著であった米子市や境港市などの県西部の沿岸部の市町村においては、例年の降雪が少ないことから既存の除雪体制が脆弱であり、また、雪寒指定地域でないため、機械購入費や除雪経費が国庫補助の対象とならないなど、市独自で除雪体制を早急に強化することが困難な状況にあることから、今後の突発的な豪雪に備え、県と市町村が連携して除雪体制の強化を図る。

要求内容

 既定の道路管理区分に拘われず、各除雪区間に求められる社会的ニーズに着目して、
    •  市町村道であっても交通量が多く、地域経済を支える幹線道路については県が除雪
    •  逆に、県道であっても住民生活に密着した生活道路や歩道除雪等については市町村が除雪
    するなど、役割分担を見直し、双方の協議の整った路線については、23年度から受委託方式やバーター方式による共同処理に取り組む。

    区分

    内容

    要求額

    @受委託方式

     委託路線と受託路線の延長が均衡しておらず、委託除雪の対価を委託料とする場合

    受託延長:14.7km
    4,000千円

    委託延長:46.3km
    既定予算対応

    Aバーター方式

     委託路線と受託路線の延長が均衡しており、委託除雪の対価を受託除雪とする場合

    受託延長: 2.6km
    −     

    委託延長: 2.2km
    −     



    4,000千円

背景

 県、市町村とも厳しい財政状況の中、今後とも安定的に行政サービスを提供していくためには、双方が事務を共同で執行するなどの効率的な行政運営が必要となっている。
  •  こうした現状認識の下、平成21年8月5日の県・市町村行政懇談会において、権限委譲の『まだら模様』の解消はもとより、県と市町村、市町村間における事務の共同処理など、連携・共同による行政運営を進めていくために方策について検討する県・市町村「連携・共同事務検討協議会」の設立について合意。
  •  県・市町村行政懇談会の合意に基づき、「連携・共同事務検討協議会」を東中西部及び日野地区の4地区に設立。
   ・東部地区 平成21年10月 8日
   ・中部地区 平成21年 9月30日
   ・西部地区 平成21年10月20日
   ・日野地区 平成21年 9月18日
    (※協議会設置前から先行的に検討を実施)
  •  各協議会では、取り組み分野の検討やスケジュール管理等を行う「研究会」及び具体的な連携・共同形態の検討や課題や問題点の整理を行う「部会」において、より具体的、実務的な検討を実施中。
  •  中でも、他地区に先行して検討に着手していた日野地区では、事務を共同して管理し及び執行するために法的に必要となる「法定協議会」として、平成22年7月23日に「鳥取県日野地区連携・共同協議会」を設立
  •  同協議会においては、将来的には県道と町道の維持管理を一元的に行うセンター設置の可能性も視野に入れて、段階的に県と町の共同処理を進めることとしており、除雪については平成23年度から、道路維持については平成24年度から県道の除雪及び道路維持を町に委託することとしている。
  •  また、それ以外の地区においても、八頭郡内ではバーター方式、鳥取市外9市町村では委託方式による共同処理を進めているところ。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<日南町>
 22年度においては日南町内の県道と町道の維持・除雪業務を日南町が一括して行う(共同処理)こととして、県は町に対して所要経費の支出と当該業務に従事する職員の派遣を予定していた。
 しかし、実施に向けた調整を行う過程で、積算方法や除雪機械の違いが表面化し、当初予定していた日南町の一括発注を22年度から試行することは困難な状況となった。
 上記の問題点を踏まえて上で実質的な効率化を図るための手法として、何れかの除雪機械で県道と町道を一体的にできるエリアにおいて、県道部分の受注業者に町道部分を町が随意契約し、県道と町道とを一体的、効率的に除雪できる受注環境を整えることとした。
 また、別のエリアにおいては同様の目的で町道部分の受注業者に県道部分を県が随意契約することとした。

<八頭郡>
 22年度においては、一定の区域において県道を市町村が、市町村道を県が除雪し、過不足分は県からの委託費又は町からの受託費により精算する(バーター方式)の試行を行うこととしている。

<各市町村>
 県と市町村の事務の共同処理など連携・共同による行政運営を進めていくために方策について検討する「連携・共同事務検討協議会」の「部会」において、除雪業務の共同処理の具体的方策について協議中。

これまでの取組に対する評価

 当初予定していた日南町における括発注方式の試行は困難となったが、実施に向けた協議の中で、県と市町村の積算方法や実施方法の違いについて、相互に認識を深めることができた。
 今後は、市町村毎に異なる積算方法や実施方法等の実状を踏まえ、市町村側にメリットが生じる方法について検討し、合意形成を図りながら共同処理を拡大していきたい。

工程表との関連

関連する政策内容

除雪など維持管理業務の協働

関連する政策目標

維持管理業務の市町村との協働による効率化



要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 4,000 0 0 0 0 0 0 4,000 0
要求額 4,000 0 0 0 0 0 0 4,000 0