これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<日南町>
22年度においては日南町内の県道と町道の維持・除雪業務を日南町が一括して行う(共同処理)こととして、県は町に対して所要経費の支出と当該業務に従事する職員の派遣を予定していた。
しかし、実施に向けた調整を行う過程で、積算方法や除雪機械の違いが表面化し、当初予定していた日南町の一括発注を22年度から試行することは困難な状況となった。
上記の問題点を踏まえて上で実質的な効率化を図るための手法として、何れかの除雪機械で県道と町道を一体的にできるエリアにおいて、県道部分の受注業者に町道部分を町が随意契約し、県道と町道とを一体的、効率的に除雪できる受注環境を整えることとした。
また、別のエリアにおいては同様の目的で町道部分の受注業者に県道部分を県が随意契約することとした。
<八頭郡>
22年度においては、一定の区域において県道を市町村が、市町村道を県が除雪し、過不足分は県からの委託費又は町からの受託費により精算する(バーター方式)の試行を行うこととしている。
<各市町村>
県と市町村の事務の共同処理など連携・共同による行政運営を進めていくために方策について検討する「連携・共同事務検討協議会」の「部会」において、除雪業務の共同処理の具体的方策について協議中。
これまでの取組に対する評価
当初予定していた日南町における括発注方式の試行は困難となったが、実施に向けた協議の中で、県と市町村の積算方法や実施方法の違いについて、相互に認識を深めることができた。
今後は、市町村毎に異なる積算方法や実施方法等の実状を踏まえ、市町村側にメリットが生じる方法について検討し、合意形成を図りながら共同処理を拡大していきたい。