事業の概要
鳥取県内及び県内外を結ぶ高速道路について、その開通時期や鳥取自動車道などの高規格幹線道路の利用料金が無料であることをPRすることで観光客を誘致し、沿線市町や地域づくり団体の行う地域振興施策を支援する。
(1)県内高速道路沿線地域の活動支援
・県内外の沿線市町が連携して行う広報事業を支援する。
・県もジオパーク周辺や山陰道沿線などの他地域との連携を図りながら、事業を通じて活動に参加する。
(2)鳥取自動車道活性化協議会の活動支援
・鳥取自動車道を始めとする鳥取県東部の高速道路を利用する県外からの観光客の増加を図り、民間の視点から地域の活性化につながる活動を行う。
【事業主体】 「鳥取自動車道活性化協議会」(事務局:鳥取市)
【構 成 員】 民間団体39団体、東部5市町、県
【事業内容】
・とっとり因幡の風景を楽しむフォトコンテスト
・フォトコンテスト入賞作品展示会
・PR活動(パンフレット作成、メディアを活用した広報)
【負担金額】 1,000千円 (県負担分)
目的・背景
(1)鳥取自動車道を利用する主要な来県者となることが予想される関西圏を中心とした県外道路利用者へ開通時期や無料の高速道路であることのメリットを周知し、来県者の増加につなげる。
また、沿線住民を巻き込んで地域振興を図り、鳥取自動車道から県内各地を結ぶ山陰道や鳥取豊岡宮津自動車道の整備促進につなげる。
(2)民間を主体とした活動団体に、県が会員として参加し、新たな視点から地域主導による鳥取自動車道を始めとする高速道路網の活用方策の検討や、県内外へのPR活動を行うことにより、来県者数の増加へつなげ、地域の活性化に資する。
前年からの見直しについて
・鳥取自動車道PR事業について、山陰道・鳥取豊岡宮津自動車道等の高規格幹線道路の整備に向けて、事業の範囲を拡大した。
・平成23年7月4日に締結した「鳥取県と西日本高速道路株式会社との包括的相互協力協定」により、西日本高速道路株式会社のSA・PAなどを利用した県外の情報発信が可能となったことから、これを活用した事業実施(フォトコンテスト入賞作品展示会等)を行う。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<政策目標>
県内の高速道路ネットワークを平成20年代に整備すること。
市町村や民間団体が、山陰道や姫路鳥取線などの早期完成を目的とした活動を支援することによる、県内及び県内外を結ぶ高速道路ネットワークの早期整備を政策目標とする。
<取組>
市町村の組織する期成会や商工会などの民間団体と団結して、事業推進のため、国に働きかけを行っている。
・京阪神方面や鳥取自動車道沿線での新聞広告、イベント時の広報チラシやグッズ配布などの広報活動。
・鳥取市街地を中心としたまちづくり活動。
・写真を通じて全国へ因幡の魅力を発信するため、フォトコンテストを実施。
これまでの取組に対する評価
数年前に一時はストップしていた姫鳥線の事業も再開することとなり、現在では県内区間は開通し、平成24年度には鳥取自動車道が全線開通する目処も立った。
こうした事業の推進のためには、民間団体を含めた地元地域の協力は不可欠である。
今後は県東西を結ぶ山陰道、ジオパークエリアを結ぶ鳥取豊岡宮津自動車道の整備促進へと活動の軸足を移していく必要がある。
鳥取自動車道の開通時期や利用方法について、観光客などの関心は高く、適宜情報提供を行ってきた。各種イベント時の広報は特に認知度を高めていると推測。