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平成23年度予算
6月補正予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:民生費 項:児童福祉費 目:児童福祉総務費
事業名:

米子児童相談所改築事業

将来ビジョン関連事業(次代に向けて、ひとを育む/すこやか子育て)

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福祉保健部 子育て支援総室 家庭福祉室  

電話番号:0857-26-7893  E-mail:zaisei@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人
補正要求額 38,849千円 3,994千円 42,843千円 0.5人
38,849千円 3,994千円 42,843千円 0.5人

事業費

要求額:38,849千円    財源:単県 

事業内容

1 事業内容

米子児童相談所は建設後約40年経過し、老朽化がかなり進行している。加えて、児童相談所の業務(相談・判定・一時保護)実施スペースの不足、外部騒音が遮断されないため業務へ支障をきたすなどの状況がある。

     とりわけ、一時保護所は学習、休憩、食事が同一スペースであり、かつ他児童も同一スペースでの処遇になるなど、施設の狭隘化が問題となっている。

     このため、相談体制の充実及び特に生命の危険があるなどの児童虐待を受けた児童の緊急避難先としての一時保護機能の充実を図るための改築整備を行なう。

2 米子児童相談所の概況

区 分
現 況
改築後
所在地
米子市博労町
       4丁目50
左に同じ
階 層
一部2階建て3階建て
構 造
鉄筋コンクリート
1階:総務、一時保護
2階:総務、相談、
   判定
鉄筋コンクリート
1階:総務
2階:一時保護
3階:相談、判定、
   一時保護
定員(人)
建物面積(u)
382.48
    512.00
延床面積(u)
482.48
  1,500.00
敷地面積(u)
2,330.54
左に同じ

○機能別面積比較表(u)
区 分
現 況
改築後
総務部門
256.60
512.00
相談部門
28.50
136.09
判定部門
73.40
239.50
一時保護所
123.98
612.41
合  計
482.48
1,500.00

3 事業費

総事業費 605,670千円
                                (単位:千円)
区 分
事  業  費
合 計
H23
H24
H25
H26
本体改築工事費
335,124
143,625
27,184
505,933
本体解体工事
39,727
39,727
基本・実施設計費
36,392
36,392
設計意図伝達費
1,449
620
2,069
工事監理費
8,812
3,776
12,588
地質調査費
2,457
2,457
工損調査費
2,390
4,114
6,504
合 計
38,849
347,775
191,862
27,184
605,670

【参考】米子児童相談所を木造建築とすることについて
・構造上木造3階建をつくることには問題はなく、建築は可能。
・現在のRC造と比較し、本体改築工事が70,000〜100,000千円増  額となる見通し。(設計費等は変更なし)
・工期はRC造と同期間でできる見通し。

4 児童相談所の機能

(1)設置目的
 子どもに関する各般の問題につき、家庭その他からの相談に応じ、児童の真のニーズに応じた援助活動を通じて子どもの福祉と権利擁護を図ることを目的として、児童福祉法に基づき設置されている。

 (2)主な業務内容
 ア 相談
   児童に関する様々な問題について、家庭や学校などからの  相談に応じる。
 イ 調査・診断・判定
   児童及び家庭における必要な調査並びに医学的、心理学  的、教育学的、社会学的及び精神保健上の判定を行なう。
 ウ 一時保護
   虐待など緊急保護が必要な場合、処遇方針を決定するた   め行動観察を行なう場合、短期カウンセリング、生活指導等  が必要な場合に一時保護を実施。
 エ 援助決定
   調査・診断・判定を行い、援助方針を決定。その際、子ども  の気持ちや保護者の意見を考慮して支援する。
 オ 市町村支援
   専門的見地から市町村の業務を支援。

5 背景

児童虐待による死亡事例が後を絶たない社会情勢の中、県内事例でも重大な児童虐待につながる案件は日ごろの児童相談から発見されることが多いため、未然防止を図るためにも、通常業務としての相談・判定・一時保護業務の充実が求められている。

※老朽化・狭小化に伴う現状の問題点
 ・業務実施スペースの不足(相談室、心理判定室、一時保護室)
 ・外部騒音が遮断できない(相談室、心理判定室、一時保護室)
 ・一時保護所は学習・休憩・食事が同一スペースになっている
 ・一時保護所は他児童と同一スペースでの処遇になっている
 ・特に倉吉児童相談所は民家が近接しており保護者とのトラブ  ル時に問題
 ・特に倉吉児童相談所は駐車場スペースが不足
 ・特に米子児童相談所は児童虐待件数が鳥取と同程度にもか  かわらず一時保護所受入定員が半数の6名

【倉吉児童相談所の移転についての                   福祉保健部の考え方】

1 設置場所  河北中跡地に移転改築
    <理由>
    ・民家が近接しており保護者とのトラブル時に問題が発生してい ること、敷地が狭いため望ましい建物面積と駐車場利用者ス  ペースが確保できないことから、現在地は不適当。
    ・移転先として、皆成学園敷地や管内県有未利用地も検討した  が、公共交通機関の不便さや大型遊技場の近接さにより不適 当であり、河北中跡地が最も望ましい。

     2 スケジュール
     
      H24年度当初で設計費を要求。
      H24年度設計、H25年度建設、H26年度供用開始。
      (河北中跡地はH25年4月以降でなければ建設に着手できな    い。)

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

平成20年12月、決算審査特別委で「倉吉・米子児童相談所一時保護所の老朽化・狭小化」について文書指摘。

 平成21年度、児童相談所職員によるあり方検討会を設置し、相談・判定・一時保護の各部門における現状課題抽出と今後のあり方報告書とりまとめ。

 平成22年度、昨年度取りまとめた報告書をもとにより専門的な意見を取り入れるため、大学教授等の有識者を委員に含めた検討会を開催し、最終的に「鳥取県の児童相談所のあり方について」(報告書)をとりまとめ。

○報告書の主な内容
1 相談業務 <受付処理体制の整備> 
   →相談初期振り分け担当者を設置すること

2 判定指導業務 <心理診断・心理療法の整備> 
   →虐待初期対応時から児童心理司が関与すること

3 一時保護業務 <保護中児童の支援>
   →学習支援の充実、援助指針を作成すること

 ◎上記1〜3ともに老朽化・狭小化による相談・判定・一時保護スペー   スの環境整備をおこなうこと

4 関係機関連携 <連携強化> 
   →連絡会・ケース検討会・実務者会議を開催すること

5 専門性確保  <人材育成と研修強化>
   →スーパーバイズ体制の確立と研修の体系化をおこなうこと

6 組織整備 <組織定数>
   →業務整理、職種・定数の整理をおこなうこと

これまでの取組に対する評価

鳥取県の児童相談所職員等、福祉保健部関係職員による「児童相談所のあり方検討会」(以下「検討会」という。)を設置し、平成21〜22年度にわたる検討会・部会・作業部会を開催し、児童福祉施設等のアンケートなどによる意見を参考にしながら今後の児童福祉(障害児を含む)の方向性を見込みつつ、現状の反省点を踏まえ、求められる機能や専門性等を明確にすることで、今後の児童相談所のあるべき姿を示す報告書を取りまとめることができた。

工程表との関連

関連する政策内容

児童虐待施策の充実

関連する政策目標

児童虐待の未然防止と被虐待児の支援の充実



要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 38,849 0 0 0 0 0 0 0 38,849