現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成23年度予算 の 農林水産部の里地里山環境再生総合対策事業(集落型里山林整備モデル事業)
平成23年度予算
6月補正予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業振興費
事業名:

里地里山環境再生総合対策事業(集落型里山林整備モデル事業)

将来ビジョン関連事業(自然の豊かな恵みと生活を守る/豊かな自然・環境を守り、育て、次代につなげる)

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

農林水産部 森林・林業総室 森林づくり推進室  

電話番号:0857-26-7335  E-mail:sinrinringyo@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人
補正要求額 11,264千円 4,034千円 15,298千円 0.5人
11,264千円 4,034千円 15,298千円 0.5人

事業費

要求額:11,264千円    財源:単県 

事業内容

1.事業概要

(1)里地里山再生地域モデル事業【公園自然課事業実施】

    地域において自然環境に配慮した里地里山再生の取組を進めるための計画を策定し、その計画を具現化するための以下の活動を行うのに必要な経費を支援する。
    ※里地里山対策を総合的根幹施策として実施

    里地里山再生計画の策定
    事業主体:鳥取県(大学等に取りまとめを委託)
    《進め方の例》
    ○市町村による里地里山再生のモデル地域の指定
    ○市町村・関係機関・住民・大学等による再生会議の立ち上げ
    ○再生会議と土地所有者との里地・里山活動協定の締結
    ○里地里山再生計画の策定

    里地里山再生事業
    地域の里地里山再生の取組を支援する。実施にあたっては既存事業の優先実施や新規補助事業の立ち上げにより対応。
    事業主体市町村、集落
    《事業の例》
    ○生物多様性学習会の開催
    ○里地里山再生ボランティアの活用
    ○里地里山再生・体験ツアーの開催による地域間交流の創出
    ○山間地古民家の修景改修経費の助成、嵩上げ
    ○野生鳥獣肉の有効活用
    また、以下の事業との協働で、総合的に里山環境整備を推進


    (2)集落型里山林整備モデル事業【森林・林業総室事業実施】
    放置され荒廃した里山の公益機能や景観の悪化等の課題に対して、集落等が主体となって取組を行い本県の里山林の環境を整備する。
    事業名
    事業内容
    鎮守の森等整備事業@修景林整備事業(造林事業対象外、新規:単県)
      ・景観向上のための花木、果樹、紅葉する木の植栽、広葉樹林内の整備等
    A広葉樹林整備事業(造林事業を活用)
      ・広葉樹植栽、抜き伐り、不用木の除伐等
    鳥獣防止緩衝帯整備事業森林内における刈り払い、除伐等(新規:単県)
    ※国庫補助の対象とならない部分 
    集落周辺整備事業簡易施設(展望台、木製ベンチ、木製標識の設置等)、作業道の整備(散策路、歩道等)等
    里山復活対策事業





    @竹林整備事業(森林環境保全税を活用、一部単県)
      ・竹林の抜き伐り、循環利用型皆伐及びアクセス道整備に要する経費を助成
      ・防竹帯の整備(新規:単県)
    A里山資源活用推進事業(新規:単県)
      ・竹等の利活用に向けた取組を行う経費を助成(薪割り機、炭窯等)
    Bナラ枯れ対策事業(新規:単県)
      ・集落等参加の防除活動

    事業主体集落、森林整備を実施する団体、NPO法人

    事業実施要件等
    @事業実施計画を策定すること
    A補助対象箇所数:5箇所
    B対象事業実施区域:集落の周辺約1Km以内で面的な広が持った区域
    C事業採択要件:森林整備又は竹林整備を1ha以上行う

2.要求内容

(1)里地里山再生地域モデル事業(公園自然課要求
要求額  858千円(委託料 1地区)

区分

内容

事業主体

 実施方法 

計画策定事業

里山再生地域モデル計画の策定に係る経費

鳥取県

業務委託

(2)集落型里山林整備モデル事業(森林・林業総室要求

要求額 16,000千円(3,200千円/年×5箇所)
(単位:千円)
事業名
一般財源
森林環境
保全税
要求額計
鎮守の森等整備事業
※補助率:8/10
(400)
400
(400)
400
鳥獣防止緩衝帯整備事業
※補助率:8/10 
800
800
集落周辺整備事業
※補助率:8/10
4,200
4,200
里山復活対策事業
※補助率:竹林8.5/10
       資源活用8/10
       ナラ枯れ10/10
5,864
<4,336>
<4,336>
5,864
合  計
(400)
11,264
<4,336>
(400)
<4,736>
11,264
(注)( )内額は造林事業予算対応。
   <>内額は森林環境保全税を活用したとっとり環境森づくり事業予算対応

(3)事業期間 平成23年度〜25年度
【参考:3年間の要求額】
◎里地里山再生地域モデル事業
区分
初年度
2年目
3年目
里地里山再生事業
千円
千円
5,000
千円
5,000
千円
10,000
 
◎集落型里山林整備モデル事業
事業費 12,000千円(3年間)×5箇所=60,000千円 
予算額  9,600千円(3年間)×5箇所=48,000千円

3.事業実施の効果

(1)モデル地区での取組を行い以下に掲げる項目の成果を実
証することで、今後の生物多様性地域戦略策定の基礎資料とするとともに、本事業の実施をきっかけとして里地里山の自然環境保全の取組を他地域に波及させることができる。
    ◎里地里山における新たな価値の創造
    ◎多様な主体の参画による里地・里山づくりと地域の活性化
    ◎森・里・川に配慮した生態系の保全
    ◎多様な人材の育成・ネットワークの形成
    ◎種の保存と野生動植物の保護管理
    ◎生物多様性の恵みに関する理解の浸透
    ◎里山資源の有効活用

(2)集落等地域住民自らによる里山林の整備への意識の醸成
    により多様な里山林の再生と地域の活性化が図られるとともに、森林機能の向上と里山資源の有効活用

4.背景と目的

(1)背景(現状) 中山間地域の過疎化・高齢化などにより耕作放棄地や手入れがなされない森林が増加し、地域の人々の生活や生産活動によって育まれてきた自然環境や里山環境が失われつつある。
この結果、以下の問題が発生
@植物の生息・生育環境の質の低下
    里地里山の環境に依存する動植物種の衰退・喪失

A人と野生鳥獣の軋轢の深刻化
    クマの大量出没、イノシシやニホンジカによる鳥獣被害の発生

B景観や国土保全機能の低下
    耕作放棄、ナラ枯れ、竹林拡大による生物多様性や公益的機能の低下

C管理の担い手の活力低下
    人口の減少や高齢化による管理者の不足

「生物多様性国家戦略2010」では、平成24年までに全都道府県が「生物多様性地域戦略」策定に着手することを目標としている。

(2)目的
地域における自然環境意識の醸成、地域のイメージアップ等を図るため、集落周辺森林の継続的維持管理や里山林の再生などの地域特有の生物多様性を保全する取組を進め、「人と自然が共生する地域」を目指す。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 11,264 0 0 0 0 0 0 0 11,264