現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成23年度予算 の 生活環境部の老朽市街地共同建替整備支援事業
平成23年度予算
11月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:土木費 項:住宅費 目:住宅管理費
事業名:

老朽市街地共同建替整備支援事業

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生活環境部 景観まちづくり課 まちづくり担当  

電話番号:0857-26-7390  E-mail:keikanmachizukuri@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 0千円 0千円 0千円 0.1人
補正要求額 5,112千円 0千円 5,112千円 0.0人
5,112千円 0千円 5,112千円 0.1人

事業費

要求額:5,112千円    財源:単県   復活:5,112千円

事業内容

1 県が補助する必要性

県が推進するコンパクトなまちづくりに合致する。

    公共サービスの効率的な供給、都市周辺に残る自然の保全、輸送等のエネルギー効率による環境への負荷の減少、少子高齢化社会に対応する自家用車に頼らず暮らせるまちづくり等の観点から、コンパクトなまちづくりを推進しているが、中心市街地が活性化し、まちなか居住が推進されることにより、コンパクトなまちづくりに寄与する。

    広域的な広がり
    鳥取市戎町をモデルとして鳥取市中心市街地の他地区での検討や、米子市中心市街地でのまちなか居住推進の一手段としての検討が行われる予定。

2 事業概要

鳥取、米子を中心とした老朽化した既成市街地を再生し、新たに地区を活性化するため、優良建築物等整備事業等を活用して共同建替を行う施行者に対し、施行者にとって負担感の大きい導入部分の調査経費の一部を支援。
 
<優良建築物等整備事業>
対象経費
負担率
施行者
<調査設計計画費>
基本構想作成費・事業計画作成費・地盤調査
1/3
1/3
1/3
施行者
2/9
1/9

3 現状・背景

  • 老朽市街地が抱える現状
    1. 建物の老朽化が進み空き家が多発し、景観的にも住環境的にも悪化。
    2. 既存建物が一体化や密集している地域が多いため、共同建替が必要。
  • 共同建替が進まない点
    1. 様々な事情を抱える複数の地権者の同意を得るのが困難。特に、個別の住居設計・負担額が固まる事業計画ができるまでは賛同するか否かの最終的な判断資料がなく、ますます地権者の同意が得られにくい。
    2. 共用部分があるため費用面も多額になる傾向がある。
     
  • 戎町の状況
    1. 昭和27年の鳥取大火後に建設された防火建築帯が老朽化し、空き店舗や空き家が増加。
    2. 平成20年度よりワークショップを開始し、地権者の建替検討合意を得た。
    3. 施行者の個別の負担額が確定できていない段階での今年度実施事業について、地元施行者への経費負担感が大きく事業を進める上でのネックになっている。

4 期待する効果

    1. 基本構想等の内容を検討する検討委員会には、地権者以外にも中心市街地活性化協議会が参加し、戎町のみだけではなく他地区へ連鎖していくような内容を入れていくよう検討中であり、鳥取市中心市街地への広がりが期待できる。
    2. 鳥取市中心市街地活性化基本計画に位置づけられる予定(変更手続中)の戎町共同建替事業をモデル的に実施することにより、同じ現状を抱える米子市の中心市街地の再生機運を盛り上げる事ができる。
    3. 老朽化した中心市街地の街なみを更新することにより、魅力ある「まちなか居住の促進」「新規テナントの誘導」による中心市街地の活性化を図り、県が目指すコンパクトなまちづくりにつながる効果が期待できる。

5 所要経費

5,112千円

【内訳】
(単位:千円)
項目
全体事業費
負担割合
所要額
基本構想作成費
37,000
1/9
4,112
事業計画作成費
7,200
1/9
800
地盤調査
1,800
1/9
200
46,000
5,112

【対象経費及び補助率】
優良建築物等整備事業制度等を利用して共同建替をおこなう場合、
下記の施行者負担分の一部を補助する。

補助率:1/9( 施行者負担(太枠部分)×1/3)

対象経費
負担率
施行者
<調査設計計画費>
基本構想作成費・事業計画作成費・地盤調査費
1/3
1/3
1/3
建築設計費
1/3
1/3
1/3
<土地整備費>
既存建物除去・補償費
1/3
1/3
1/3
<共同施設整備費>
空地等整備など
1/3
1/3
1/3

      
【補助の相手方】
  共同建替事業の施行者(地権者等関係者) 

【平成23年度の実施箇所】
  鳥取市戎町

試算事業費:11億1,700万円
 うち、補助対象事業費:7億1,100万円

(単位:百万円)
年度
内容
事業費
負担内訳
うち、補助対象外(施行者負担)
うち、補助対象額
施行者
H20
〜22
勉強会、ワークショップ等
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
H23
事業計画作成、基本設計、実施設計
46.0
0.0
46.0
15.3
15.3
10.2
5.2
H24
除却費、整地費、建物補償費、実施設計
497.0
0.0
497.0
165.6
165.7
165.7
0.0
H25
工事対象費、実施設計
574.0
406.0
168.0
56.0
56.0
56.0
0.0
1,117.0
406.0
711.0
236.9
237.0
231.9
5.2

優良建築物等整備事業の施行者負担は事業費の1/3。
県は施行者負担の1/3を補助。

【戎町建替概要】
@建替活動期間:平成20年〜25年度
うち、優良建築物等整備事業期間:平成23年度〜25年度
A事業主体:戎町建設準備組合
B建替内容:

現行
計画
・昭和27年〜48年建築
    権利者 14名:地区面積3,097m2:敷地面積1729.62m2
・延べ床面積3,854m2・延べ床面積3800m2
(専有床面積2540m2)
・建築面積1390.22m2・建築面積1220m2
・建物35棟
    RC造3棟
    CB造19棟
    鉄骨造3棟
    木造10棟
・RC造 地上4階建て
1F:共同店舗、事務所 
2F:福祉介護事務所、高齢者対応住宅、交流サロン 
3・4F:分譲住宅、賃貸住宅、地権者住宅)

6 補正要求理由

戎町地区共同建替事業をモデルケースとして円滑に進めることはもちろんのこと、鳥取市中心部の防火建築帯全体や米子市や倉吉市等の老朽化した中心市街地の更新機運を高めるよう、施行者にとって最も負担感の大きい基本構想・事業計画策定に要する経費の一部を補助するよう制度化したい。



要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 5,112 0 0 0 0 0 0 0 5,112
追加要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留・復活・追加 要求額 5,112 0 0 0 0 0 0 0 5,112
要求総額 5,112 0 0 0 0 0 0 0 5,112