1 事業の概要
・電子カルテシステムのサーバを更新する。
・医療用画像モニタを更新する。
・ポータルサイトを整備する。
2 現状
(1)サーバの更新
平成18年度から稼動開始している電子カルテのサーバ容量が平成23年度中に一杯になる見込みである。また、・データ量の増加に伴い、画面展開にかかる時間も増加している。(当初:3秒以内→現在:5秒程度)
(2)画像モニタの更新
・画像モニタの輝度(画面の明るさ)は使用時間に応じて劣化していく。また、電子カルテ稼動当初(平成18年度)から配置している画像モニタのほとんどは、現在ではあまり読影に適さないとされている種類のモニタである。
(3)ポータルサイト(院内版ホームページ)の整備
・医療職員のうち医師以外の係長級以下の職員は、原則10名〜15名で庁内LANを共有しているため、情報共有が不十分になっている。また、医療現場で必要となるマニュアル類も電子的には庁内LAN端末からしか閲覧不可であるため、実際には紙媒体で各医療現場に配置している(IT化が不十分)。
3 事業内容
(1)サーバの更新
電子カルテシステムのサーバを平成23年度から5年間、安定的に使用できるものに更新する
現在:1,997ギガバイト⇒更新後:11,014ギガバイト
(2)画像モニタの計画的更新
画像モニタ108台中、23年度は輝度の劣化により読影に全く適さなくなる11台を更新する。
(3)ポータルサイト(院内ホームページ)の整備
医療職員への情報伝達及び情報共有、医療現場のマニュアル等の電子化を推進するため、ポータルサイトを導入する。
4 所要経費及び財源
(単位:千円)
区分 | 金額 | 財源 |
企業債 | 内部留保等 |
サーバ更新 | 52,231 | | |
画像モニタ更新 | 3,815 |
ポータルサイト開発 | 15,750 |
合計 | 71,796 | 71,700 | 96 |
病院事業交付金の枠外として、一般会計からの繰出しを要求する(企業債元利償還金の1/2)。