事業費
要求額:333千円 (前年度予算額 324千円) 財源:単県
事業内容
1.事業の概要
県内でおいしい米の産地といわれている三朝町において、特Aを取得することで中山間地の活性化と米のブランド化に資する。
【事業主体】
三朝米ブランド化プロジェクト
(三朝町・鳥取中央農協・県・米生産者・全国農業協同組合連 合会)
事務局:鳥取中央農協米穀課
【補助率】
県1/3 町1/3 鳥取中央農協1/3
2.事業の内容
(単位:千円)
事業内容 | 事業費 | 要求額 |
1 推進活動
特A他米コンテスト出品
消費地事例調査
生産者大会の開催
町内食味コンテスト開催 | 410 | 136 |
2 技術実証
食味向上技術の実証展示
三朝米栽培基準作成 | 155 | 52 |
3 高品質化
栽培技術研修会の開催
GAP導入検討 | 90 | 30 |
4 ブランド化
産地交流会の開催
アンケート調査等の実施 | 345 | 115 |
合計 | 1,000 | 333 |
3.背景
(1)三朝町産米は、米マップ(米穀データバンク発行)によると食味・品質評価でAランクの評価を受けている。また、毎日1300食温泉旅館等に炊飯供給され(H20.11まで)非常においしいという評価を受けた。
(2)平成20年産コシヒカリの食味値調査(S社食味計による)では、極上と評価される85pointを超えるランクの米が散見される。H21産は現在三朝米食味コンテストとして調査中であるが、昨年以上に高い食味値がみられる。
(3)平成18年産コシヒカリの食味関連成分(タンパク含量・全窒素含量など)調査によると、生産者の80%以上がタンパク含量の目標値である7.4%以下を達成している。
(4)H19生産米落札平均価格は、鳥取県産コシヒカリ14,700円/60kgに対し特A産地である魚沼産は、25,000円/60kgと飛び抜けて高くなっている。
(5)三朝町産米は、コシヒカリ1等で500円/kgの加算をつけて生産者に精算されいる。また、米のエコファーマー(現在581名)からは、取得によるメリットを出して欲しいという要望が強い。
3.期待される効果
(1) 特A取得とブランド化による米販売価格の向上
(2) 生産者の意欲向上による地域農業の活性化
4.事業実施期間
平成21〜23年度
事業内容 | H21 | H22 | H23 |
1 推進活動
食味・品質、栽培管理の実態調査
特A先進事例調査
特A他米コンテスト出品
生産者大会の開催
町内食味コンテストの開催 | ○
○
○ | ○
○
○ | ○
○
○ |
2 技術実証
食味向上技術の実証展示
三朝米栽培基準作成・見直し | ○
○ | ○
○ | ○
○ |
3 高品質化
GAP導入検討
栽培技術研修会の開催 | | ○ | ○
○ |
4 ブランド化
アンケート調査等の実施
産地交流会の開催
HPの作成・拡充 | ○ | ○
○ | ○
○
○ |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
@三朝米ブランド化プロジェクトを設立し、下記の事業に取り組んだ。
・特A食味ランキングへの出品調整
出品について穀物検定協会と調整する全農と協議を行った。穀物検 定検定協会が出品数を減らす方針である、県内のコシヒカ出品枠1に ついては評価の継続性から産地を変えにくいなどの理由により、 H22産出品見送られることになった。
・特A産地の視察
平成21年 京都府京丹後市
平成22年 島根県奥出雲町(仁多米)
・品質向上展示ほの設置
目的:土壌改良材・堆肥施用による外観品質・食味向上
温泉水を活用した温湯種子消毒による育苗、栽培
結果:適正な量の堆肥施用により、品質、収量の安定が見込まれる。
温泉水による種子消毒は可能
・販売業者との意見交換
堺米穀企業組合訪問。生産者・ほ場限定、温泉など地域資源の活 用による「三朝米」のブランド化について提案を受けた。おいしい三朝 米チャレンジ研究会が設立(35名 24ha)され、重点的な栽培指導が 行われた。
・全国食味コンテストへの出品
H21 食味鑑定士協会、静岡県主催によるコンテスト出品したが、 入賞にはいたらなかった。穀物検定協会による委託調査に3点依頼 A、A(基準米より良い)、A´(基準米と同等)評価であった。
参考 H21県産コシヒカリの評価 A
AH21は生産者組織であるおいしい米つくり協議会の活動について下記の提案を行い実施、計画された。
町担当課からの要請で、平成22年度以降は、プロジェクト主催で事業を実施することとなった。
栽培技術講習会
三朝米食味コンテスト
三朝米生産者大会の開催
これまでの取組に対する評価
販売先の要望を受け、集荷・販売の中心となる鳥取中央農協が集荷体制整備や販売先との情報交換を積極的に行うことになった。
こうした体制整備のより、おいしい三朝米チャレンジ研究会(特別栽培米生産組織)が設立され、研究会が生産したコシヒカリは、基準に基づく栽培方法、生産者・ほ場限定、JA施設によりばらつきのない乾燥調整・保管が可能になり、一定の要件を満たす「三朝米」の生産が可能となった。
工程表との関連
関連する政策内容
多様な農業の担い手の育成・確保
関連する政策目標
平成26年度目標 認定農業者 877経営体 集落営農・法人 142経営体
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
324 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
324 |
要求額 |
333 |
0 |
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0 |
333 |