事業費
要求額:11,691千円 (前年度予算額 5,486千円) 財源:単県
事業内容
1 事業概要
東郷池の水質汚濁原因のひとつである底泥(ヘドロ)に実施した覆砂工事の水質改善効果について検証調査する。
2 現状・背景
「東郷池水質管理計画」における水質浄化方策のひとつである「湖内覆砂」を平成21年度から22年度にかけて実施した。その水質改善効果について検証するもの。
【覆砂の概要】
東郷池の水深3.5m以深の0.11km2
・平成21年度 0.07km2
・平成22年度 0.04km2
覆砂工事については、国土交通省「地域自立・活性化交付金」(西伯耆地域広域活性化計画H20〜H23)により実施)
※交付金は平成22年度限りであるため、単県予算事業として計上
3 事業内容
(1)効果検証調査の必要性
覆砂工事による底質及び水質改善効果については一定の効果が確認されたが、その持続性や生物層への影響等について、未だ十分な調査ができておらず、今後の水質浄化施策の検討材料とするためにも、継続的に検証調査を行うことが必要である。
(2)検証調査内容
【測定項目/9項目】
ア 底質の窒素及びリンの溶出速度
イ 底質のDO消費速度
ウ 底質のCOD
エ 底質の硫化物
オ ベントス(底生生物)
カ 湖水の窒素およびリン
キ 湖水のDO
ク 湖水のCOD
ケ 湖水のChl-a
【調査地点/5地点】
・平成21年度施工区中央部
・平成21年度試験施工区中央部
・平成22年度施工区中央部
・平成22年度施工区縁辺部
・対照区(東郷池中央)
【測定回数/年4回】
6月、9月、11月、2月
【調査期間】
平成21年度〜平成24年度
(3)調査実施機関
・外部調査機関へ委託(測定項目ア〜エ)
・水産試験場(測定項目オ)
・衛生環境研究所(測定項目カ〜ケ)
(4)前年度からの変更点
・前年度、覆砂工事が行われる期間(11月〜2月)については、施工による底質・水質への影響を考慮し、調査を行っていないが、本年度は覆砂工事が行われない予定であるため、11月〜2月の期間についても調査を行う。
・前年度、底泥の硫化物量調査については県(水産試験場)が分析していたが、外部委託へ変更。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
湖内覆砂
・平成21年度 0.07km2
・平成22年度 0.04km2
効果検証
・平成21年度 6,9,3月実施
・平成22年度 5,9月実施、11,2月実施予定
これまでの取組に対する評価
覆砂施工前の調査により、施工予定区の湖底は対照区に比べて全窒素(T−N)、全りん(T-P)の溶出速度が高く、底生生物もほとんど確認されない劣悪な環境であることが分かった。
本年度までの効果検証調査結果によると、湖内覆砂直後は一定の改善効果が確認されているが、効果の持続性や生物層の回復、季節変動等を考慮し、継続的に検証調査を行うことが必要である。
工程表との関連
関連する政策内容
東郷池水質管理計画の推進
関連する政策目標
東郷池の水質管理計画に基づく水質浄化活動の実施
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
5,486 |
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要求額 |
11,691 |
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