1 事業内容
(1)マスコミ・旅行エージェント等への情報提供、イベントへの参加(要求額:3,690千円)
鳥取県の観光、特産品、イベント等の情報を首都圏のマスコミや旅行エージェントに提供するとともに、各種イベントにおいて鳥取県PRを行い、鳥取県の認知度の向上を図る。
項 目 | 内 容 | 金額(千円) |
マスコミ
への
情報提供 | ○マスコミ(テレビ局、新聞、雑誌)への情報提供・収集
○マスコミへの県内取材の働きかけ
○テレビ番組誘致に係る番組制作会社への情報提供、働きかけ
○マスコミPRキャラバン
○新聞、雑誌等での読者プレゼント
○マスコミ関係者との情報交換会
※アンテナショップを含めた情報
提供を行う |
2,847 |
旅行会社
への
働きかけ | ○旅行会社(インバウンドを含む)への情報提供・収集
・旅行商品造成担当者及び販売担当者への観光説明会
・店頭キャンペーン | 225 |
イベント
参加
各種
活動支援 | ○イベントへの参加による鳥取県・アンテナショップ等のPR
○県内関係者のイベント実施・参加等に伴う活動支援
○学生寮生によるイベント補助 | 618 |
| 合 計 | 3,690 |
(2)大学と連携した情報発信事業
(要求額:1,471千円)
首都圏の大学において実施されている社会人向けの教養・文化講座を活用して、通常マスコミに情報を提供しても掲載等が困難なコンテンツ((例)ジオパーク、歴史等)をテーマとする講座を開設する。なお、開催にあたっては、設定する講座テーマに関する記事等を中心に取り上げているマスコミに対して参加を呼びかけ、情報発信に繋げていく。
@明治大学との連携講座
・想定テーマ: 山陰海岸ジオパーク、マンガ王国とっとり
・開催時期:10月
・その他:平成23年度は明治大学創設130周年であり、その関連事業と連携して実施する。
A東海大学との連携講座
・想定テーマ:神話の時代(島根・鳥取)、鉄道の歴史と文化
(岡山・鳥取)等
・開催時期:秋季
・その他:島根県・岡山県と連携して実施する。
【平成22年度事業(鳥取地域学講座開催事業)からの改善点】
・事業の目的を「観光誘客」から「情報発信」に変更。(これにより現地視察研修を取り止め)
・講座への集客目標を設定するとともに、講座テーマに特に関心を持つマスコミ関係者に講座への参加を働きかけ、鳥取県関係情報の露出を図る。
・「情報発信」に注力することにより人役を大幅に削減(0.5人役→0.2人役)。
【大学と連携することによる効果】
・首都圏の大学において実施されている社会人向けの教養・文化講座において鳥取県との連携講座を実施することにより、首都圏の知識欲が旺盛な中高年層の方々に鳥取県が積極的にアピールしたいテーマを周知することができる。
・マスコミへの情報提供だけでは露出が困難なコンテンツ(ジオパーク、鏝絵・なまこ壁、歴史等)のPRをどのように行うかが問題となっており、その解決策の一つとして、首都圏の大学が行う文化・教養講座において鳥取県講座を実施し、設定した講座テーマに特に関心を持つマスコミに参加を呼びかけることによりコアなファン層への情報発信が可能となる。
・大学と連携して事業を行うことにより、以下のとおり講座開設にとどまらない波及効果が期待できる。
@大学構内での鳥取県PR
A大学において開催される物販イベントへの参加
B大学食堂等への販路開拓
C大学を舞台とした他県との連携
2 現状・背景
○新聞・雑誌・テレビ等において鳥取県関連情報が露出するよう、本県の様々な情報をマスコミに提供している。また、観光プロモーター((社)鳥取県観光連盟)を1名配置して旅行エージェントへの情報提供等を行っている。
○首都圏での鳥取県に対するイメージは依然として「鳥取砂丘と二十世紀梨」が大多数であり、その他のコンテンツにおける鳥取県の認知度は高くない。
○鳥取県として重点的に打ち出していくべき「ジオパーク」、「マンガ王国とっとり」等のマスコミへの情報提供による露出は非常に困難であり、工夫が必要。
○アンテナショップブームは一段落しており、アンテナショップ「食のみやこ鳥取プラザ」のPRを継続的に行う必要がある。
3 効果
○鳥取県の観光、特産品、イベント等の情報がテレビ、雑誌、新聞等に露出することにより、鳥取県の認知度が高まることとなる。手法としては、マスコミPRキャラバン、読者プレゼント、マスコミへの個別訪問等。地道ではあるが、首都圏のマスコミにおいては鳥取県関連情報は慢性的に不足しており、これらの記事掲載等の働きかけにより、誌面、テレビ等での露出に成功してきている。
○旅行エージェントには主に観光プロモーターとともに情報提供、また、情報収集を行っており、新たな商品造成に結びつくことにより、鳥取県の入込み客数の増等の成果があがっている。
○イベントへの参加により、来場者へ直接、鳥取県のPRを行い、認知度を高めることができ、また、現場ならではの生の声を直接吸収(マーケティング)することができる。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○アンテナショップの効果的活用と販路開拓の促進
昨年8月にオープンした「食のみやこ鳥取プラザ」を活用することにより、各種情報を発信・収集する。
○首都圏のマスコミ・エージェントに観光・物産等の情報を発信する。
・マスコミへの訪問により繋がりを深める。
・情報提供、プレゼントの提供、現地取材等により露出の促進を図る。
・観光プロモーターと連携してエージェントの現地視察、旅行商品化の促進を図る。
これまでの取組に対する評価
首都圏での鳥取県の知名度はまだまだ低く、更なる情報発信が必要。