これまでの取組と成果
これまでの取組状況
〔政策目標〕
1 工事請負者の工事施工能力、発注者の設計監督能力の向上
2 検査技術の向上
3 公平性・納得性が高い成績評価の実現
〔現在の取組状況〕
1 判定に対する請負者の納得性を確保するとともに、次回以降の工事で施工業者の技術力が一層発揮された高品質な工事が行われるよう、検査に際しては、請負者に検査・評定の内容を丁寧に説明するよう心掛けている。
検査の際の監督員への技術的指導や、県発注機関との情報交換会による事例研究等により発注者の設計監督能力の底上げを図っている。
2 年度当初に行う兼務検査員に対する検査技術研修や、適宜開催する専任検査員会議での特異事例研究等により、検査能力の向上を図っている。
完成検査の徹底と手抜き工事等不正行為の抑止力とするため、ガードレールの支柱やコンクリート擁壁工の破壊検査について手抜き施工があった場合に県民等利用者への影響度の大きな工事を抽出して実施している。
3 工事成績評定のバラツキを低減するため、チェックリストの明確化と評定基準の周知徹底を図るとともに、複数職員によるチェックで公平・公正な成績評定を実施している。
これまでの取組に対する評価
〔自己分析〕
1 検査職員の検査能力向上に向けた研修や会議等は、概ね予定どおり実施され、成果を上げている。
2 破壊検査は、完成検査の実施状況をみて、適切に任意抽出して実施している。これまでのところ、手抜き施工は確認されていない。
3 工事成績評定のバラツキの低減を図るため、チェックリストの明確化、評定項目に係る留意内容の周知徹底を図るとともに、複数の職員のチェックにより、公平・公正な成績評定は実現されている。
〔今後の改善点〕
1 検査時における請負者及び監督員に対する技術的指導の強化、
研修等の充実、データベースによる情報共有の更なる強化。
2 検査員会議や研修を通じた評定の視点の更なる均一化。
3 評定項目の留意事項の更なる明確化。