1 目的
人文・社会科学に親しむことができる土壌づくりを進めるとともに、児童生徒が、地域研究など人文・社会科学について関心を高め、さらに深く学び、より一層の創造力向上を図ることを促進する。
2 事業概要
【H19〜継続】784千円(784千円)
(1)時期 平成24年11月
(2)場所 とりぎん文化会館(予定)
(3)主催 鳥取県、鳥取県地域社会研究会※、ほか
(4)内容
『鳥取県ジュニア郷土研究大会』を県と鳥取県地域社会研究会が協働して実施する。開催に必要な会場設営等関連業務とその広報を鳥取県地域社会研究会に委託する。
(委託費565千円)
『鳥取県ジュニア郷土研究大会』の内容
【地域社会研究発表】
県下の小中学校、高校の児童生徒による、『地域社会』に関する研究の発表・展示(「地域研究発表」と「地図作品展」)
【講演等】
人文・社会学研究者による記念講演
【表彰等】
発表作品の中から優秀作品を選考、講評と表彰
【広報】
研究作品及び大会成果を広くPR
→核となる部分を研究会※が中心に実施
【※鳥取県地域社会研究会】
県内社会科・地歴公民科教員からなる任意団体で、従来から「地域研究発表会」(H24年度で第44回)や「地域地図作品展」(H24年度で第13回)などの開催に地道に取り組んできた。
県が、これら事業を拡充するかたちで鳥取県地域社会研究会と協働して実施することにより、児童生徒の地域社会研究分野の拡大・強化を図るとともに、県民の関心を高める。)
(5)経費 784千円
(委託費565千円、標準事務費219千円)
3 効果
1)人文・社会科学に親しむ土壌づくり
人文・社会科学者の生き方や考え方及び各校の研究グループ等の取組を、広く紹介することで、県民が人文・社会科学分野に親しむ土壌作りにつなげる。
(2)児童生徒の学習活動への意欲向上
部活動等で地道に取り組んできた成果を広く見てもらい、様々な分野の関係者に講評してもらうことで、児童生徒のより一層の学習・研究意欲の向上が図られる。
(3)個性豊かな人材養成
一流の人文・社会科学研究者や郷土の文化人の生き方や考え方などに児童生徒が触れることにより、児童生徒の感性を伸ばし、創造力を高め、自信と誇りの醸成にもつながる。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・積極的なPRによる大会の周知を図った。
・委託先である団体との密な連携を図った。
(開催ノウハウ等の共有による円滑な大会運営)
(参加者数)
H17 約100名
H18 約100名
H19 約150名
H20 約150名
H21 約180名
H22 約150名
(活躍状況)
○全国学芸科学コンクール(人文社会科学研究部門) 平成10年度から12年連続上位入賞
(主な受賞作品の概要)
・「鳥取士族の安積野開拓移住」文部大臣奨励賞(平成10年度)
この研究の発表後、県の公文書館と連携して研究を進め、これがきっかけで「鳥取市と郡山市」の姉妹都市提携に発展した。
・その他、日本英語教育協会賞(平成13年度)、文化放送社長賞(平成17年度)、日本科学技術振興財団グランプリ(平成18年度)等を受賞し、研究を県の公文書館が継続調査を行い資料集を刊行したり、地元テレビ局の取材を受け放映されたりしている。
○全国児童生徒地図優秀作品展 文部科学大臣賞受賞(平成21年度)
○全国児童生徒地図優秀作品展 審査員特別賞(平成22年度)
これまでの取組に対する評価
・関係者間で開催されていた研究発表会にH19年度から県がタイアップ。
・以前より大会の規模が大きくなり参加者が増え、優れた研究作品や地道な研究活動を広く紹介することに寄与。
・児童生徒の研究活動を活発化(学校における担当教員の指導、地域の協力者の存在)し、作品の応募数の増加につなげるにはより一層の広報や関係者への働きかけが必要であると考えるが、平成22年度からは、地元の大学等へも働きかけ、さらなる参加者の増加や研究活動の活発化が期待される。