事業名:
極東ロシア鳥取県産農産物ブランド化戦略事業
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農林水産部 農政課 企画調整室
トータルコスト
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
24年度当初予算額 |
1,443千円 |
3,218千円 |
4,661千円 |
0.4人 |
0.0人 |
0.0人 |
24年度当初予算要求額 |
1,443千円 |
3,218千円 |
4,661千円 |
0.4人 |
0.0人 |
0.0人 |
23年度6月補正後予算額 |
4,945千円 |
3,994千円 |
8,939千円 |
0.5人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:1,443千円 (前年度予算額 4,945千円) 財源:国1/2、県2/3、1/6
一般事業査定:計上 計上額:1,443千円
事業内容
1 事業概要
極東ロシアでの鳥取県産農産物のブランド化を推進するため、県内農産物を中心とした中国四国地域連携による周年輸出、ウラジオストクでの拠点づくり、及びハバロフスク等極東ロシア地域への販路拡大を実施し、県内農業・農村の活性化や鳥取・ロシアの貿易振興を図る。
2 背景
○平成21年6月に就航した環日本海貨客船を利用して、県産農産物等のテスト輸出を実施し、県内産地からロシア・ウラジオストクまでの農産物輸出ルートを確立した。
○しかし、平成23年3月11日の福島原発事故による放射能汚染が国内外で問題視され、年度当初から、日本産食品に対する風評被害の影響を懸念し、当面、風評被害の状況や国と輸出相手国との交渉等を注視していた。
○平成23年7月、風評被害の影響を調査するため、日本に近いウラジオストクに、県産すいか・メロンをテスト輸出するとともに、販売促進団(県内農業団体・県)を現地に派遣した。
○現地で直接、正確な情報を説明することによって、県産農産物に対し、安心感をもっていただいたと認識。
○しかしながら、現在もロシア国の輸入規制措置が継続中であること、産地出荷から現地販売までの間の品質低下や売れ残り等のリスクから、少量少品目のテスト輸出にとどまっている。
○ロシアでの農産物輸出ビジネスを実現するためには、県産農産物を中心とした少量複数品目の継続的な輸出を実施し、鳥取ブランドを推進する必要がある。
3 これまでの取組状況
<H21輸出実績:単一品目>
○7月:県産すいか
○9月:県産二十世紀梨
<H22輸出実績:複数品目、他県産品目の混載>
○7月:県産すいか、県産メロン
○9月:県産二十世紀梨、広島産ピオーネ
○12月:県産富有柿、県産あたご梨、広島産温州みかん、岡山
産冷蔵ピオーネ
<H23輸出実績見込み:複数品目、他県産品目の混載>
○7月:県産すいか、県産メロン(2品種)、島根産デラウェア
○8月:県産二十世紀梨(9月の本輸出前に知事のトップセー
ルスを実施)
○9月:県産梨(二十世紀梨、なつひめ、新甘泉)、県産すいか、広島産ぶどう(2品種)
○12月(予定):県産富有柿、県産あたご梨、県産シンテッポウ
ユリ、広島産温州みかんなど
4 課題
シーアンドトラック(複合一貫輸送)を利用した、極東ロシアエリアでの鳥取ブランドの推進
1.ウラジオストクでの拠点づくり
(来年、ウラジオストクでAPEC開催予定)
○少量複数品目の継続的なテスト輸出
○インショップの開設
・ウラジオ市内スーパーに県産農産物ブース(販売期間中、DVD放映)を設置
○新規販売先の掘り起こし
・H22:2店舗 → H23:6店舗 → 8店舗予定
2.ハバロフスクでの販路拡大(H23〜)
○主要品目のテスト輸出(ウラジオ〜ハバロに輸送)
・すいか、梨、柿
○新規販売先の掘り起こし
・H23:2店舗(見込み) → 8店舗予定
3.イルクーツクでの販路開拓(H24)
○主要品目のテスト輸出(ウラジオ〜ハバロ経由で輸送)
・夏場の暑い時期(すいか・メロン)、通常時期(梨等)の2回
○新規販売先の掘り起こし
・H23:0店舗→2店舗予定
※販路の最終目的地であるモスクワまでの通過点と位置づけ
5 事業内容
1.県内団体の農産物輸出促進活動への支援(継続)
【事業主体】 農林水産業団体・農産加工団体
【事業実施期間】 平成23年度〜24年度
【要求額】 1,443千円(H23:3,980千円)
【補助対象経費】 市場開拓調査活動、販売促進活動に要する経費(輸出に係る各種認証取得に要する経費は対象外)
【補助率】 2/3(国事業等で対応できる場合は、その補助対象経費については1/6)
2.鳥取ブランドの推進活動(新規)
【事業主体】 県
【事業実施期間】 平成24年度
【事業内容】 鳥取県や鳥取県産農産物の認知度向上に必要な鳥取県PRグッズ(日本語+ロシア語の法被、大のぼり、小のぼり)の制作
※事務費枠内で対応
3.中国四国ネットワーク化の推進
○各県との連携による、中国四国JA全農広域組織のロシア輸出促進活動に対する支援
※事務費枠内で対応
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
農産物販売額1,000万円以上の農家数
850戸(H17)→1,000戸超(H22)
*農家数の把握は平成22年農林業センサス(5年毎の統計情報)で把握する予定
〈取組〉
・3年間で農産物のテスト輸出を9回実施。
・他県産農産物の混載を拡大。(H23:広島、岡山、H24:広島、島根)
・行政機関、農産物輸入関係機関、及びマスコミ(新聞社、テレビ局)で県産農産物のPR活動を実施。
・現地スーパーにおいて、県内農業団体と共同で、県産農産物の販売促進活動を実施。
これまでの取組に対する評価
・出荷者が極東ロシア側のインポーターを確保したことにより、県内産地からウラジオへの農産物輸出ルートが確立された。
・テスト輸出の度に、ロシア側の輸入規制措置が継続している中、ロシア側の通関手続に何日要するかわからないため、出荷期間が限られ、鮮度が一番の農産物輸出はリスクは高い。
・ウラジオでの単一品目の大量消費は見込めない。(「甘くて美味しい」と好評を得るが、値段が高いという印象。)
・広島県内農業団体は県内農業団体との連携によるロシア輸出に前向き。
・県産農産物の認知度はまだ低い。(ウラジオストク市内スーパーから鳥取県のPRグッズを作ってほしい要望あり。)
〈改善点等〉
・少量多品目の継続的な輸出を検討。(県産農産物や中国四国広域連携による新規品目の掘り起こし)
・ウラジオストク・ハバロフスクでの販路拡大やイルクーツクでの販路開拓を検討。
・鳥取県及び鳥取県産農産物のPR方法を検討。
財政課処理欄
事業最終年度であることに留意し、今後の農産物のロシア輸出の可能性を見極めるため、事業の効果検証をしっかりと行ってください。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
4,945 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4,945 |
要求額 |
1,443 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1,443 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
1,443 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1,443 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
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別途 |
0 |
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