目 的
米子市二本木に地下水を利用する企業が立地することに伴い、周辺地域の水環境に与える影響を評価するとともに、今後の当該地域への企業立地環境を検証することを目的として、立地企業、米子市、鳥取県の三者で水環境影響評価委員会を設置し、取水に係る周辺環境への影響を調査、観測するとともに当該委員会に諮る。
経緯・背景
・企業誘致の際に、地下水を大量に使用することから、周辺への影響が懸念されるため、県が水環境影響評価委員会を設置して評価することを提案。合わせて委員会に必要な費用は三者で負担することを提案。
・企業、米子市、鳥取県の三者で協定を締結。
・委員会開催前は、周辺への影響調査に関して、米子市水道局の既存の水位観測データ、過去の調査報告書などの文献等で費用をかけずに実施することを検討。
・委員会において1期操業で取水する約6,000m3/日の影響評価は上記の対応で了承された。2期操業における取水予定の約10,000m3/日についは、委員から観測データや調査の精度をより高めるため、調査範囲、観測対象項目、観測方法、期間等の指摘、指導があった。
・このため、専門の技術コンサルタントに調査、観測、解析等を委託することとし、その費用が新たに必要となった。
必要性
・協定に基づき、三者で協力して調査観測を行い、取水による影響を確認した上で、安全に事業を進めていく必要がある。
・2期操業前に、この影響評価委員会で評価を受けなければ、工場増設に着手できない。
(役割分担)
○企業
工業団地内で試験井戸の設置、連続揚水試験、水位観測等
○米子市及び鳥取県
工業団地周辺の既存井戸(観測井戸)の連続水位観測、地 盤高観測、雨量、河川水位等調査及び解析
(実施期間)
・平成24年度〜平成25年度
(ただし、評価委員会において継続調査の必要性を指摘された場合は、引き続き行う。)