1 事業概要
若桜鉄道のサイクルトレイン化により、地域に新たな来訪者を呼び込み、地域活性化につなげる。
平成23年度 イベントとして、年1回実施(11月)
↓
平成24年度 曜日指定(土日祝、便指定)により定例化実施
(将来的には、若桜鉄道のサイクルトレイン恒常化を目指す)
■ 実施主体 八頭町商工会・若桜町商工会(青年部)
<事業内容(計画)>
事 業 内 容 |
事業費 | 負担区分 |
県 | 町 | 実施主体 |
ポタリング&サイクルトレイン
マップ作成 |
240 |
160 | 80 | |
| ・若桜駅下車後にポタリング(※)
を楽しむためのツール
・若桜鉄道、沿線の見どころを
掲載、ダウンロード用情報も
HPで発信
作成部数:20,000部 |
啓発イベント「サイクルトレイン」 |
318 |
67 |
33 | 218 |
| ・サイクルトレインとサイクリング
を楽しむイベントを実施。
[H23年度実証実験の後継事業] |
広告掲載 |
560 | 373 | 187 | |
| ・サイクルトレインの定例化及び
イベントを周知する。
新聞折込ちらし、
自転車専門誌への掲出 |
計 | 1,118 | 600 | 300 |
218 |
※実施主体は、サイクルトレイン実施にあたり、列車への自転車積 込補助や安全確認などにおいて人員を配置
※ポタリングとは...
サイクリング用語で「気ままな散歩」の意味。
自転車に跨り、あっちの喫茶店へフラフラ、こっちの公園までフラフラと、気ままに行動すること 。 (自転車用語 Weblio辞書より)
2 目的
[メイン] 地域(若桜谷)の活性化
(付随する目的)
- 若桜鉄道の利用促進
- 歴史的遺産としての若桜鉄道の再評価
- 健康づくり文化の推進
- 環境負荷の少ない余暇の過ごし方の提案
3 事業の背景
若桜鉄道を活用したサイクルトレインの試行(単発イベント)を、平成23年度に環境立県推進課が政策戦略事業として事業化し、未来づくり推進本部若手政策研究チームが企画、八頭町商工会青年部が主催となって11月27日に実施した。
国勢調査人口速報によると、若桜町は県内市町村で最も人口減少率(H22とH17との比較)が高く(▲11.5%)、事業所・企業統計調査(H18とH13の比較)においても、事業所数・従業者数とも減少(▲約20%)となっており、若桜谷の活力は急速に失われつつある。
第3セクター若桜鉄道は、線路や鉄橋などの施設を自治体が保有し、鉄道会社は運行に専念する「公有民営方式による上下分離」をH21年度より採用し、黒字化に至っているが利用客数は減っている。(H17比▲約30%))
若桜鉄道の駅舎や鉄橋等の諸施設の多くが、国の有形文化財に登録(2008年)され、貴重な歴史的遺産として注目されつつある。
地元においても、若桜鉄道の各駅で「○○駅を守る会」のような地域住民を巻き込んだ組織の立ち上げも盛んで、これらを総括する若桜鉄道沿線活性化協議会も平成23年度に設立され、地域で「若桜鉄道」を守っていこうという機運が高まっている。
鳥取自動車道の開通により、国道29号の交通量は大幅に減少(土日で▲29%)している。
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4 事業の効果
[メイン]新たに人を呼び込み周遊させることによる、地域(若桜谷)の活力アップ
(付随する効果)
- 若桜鉄道の乗降客数の増
- 若桜鉄道の地域資源・歴史的遺産としての評価
- 県民の健康づくりに寄与
- 余暇での二酸化炭素排出量を減少