これまでの取組と成果
これまでの取組状況
◆2009年6月29日、韓国・東海港から境港に向け、貨客船航路が正式に就航。
◆その後、現在まで荒天による欠航以外の休止はなく、安定的な運航が継続されている。
<運航状況の概要>
・2011年10月2日現在、境港〜東海間を174往復、東海〜ウラジオストク間を114往復運航。
・延べ乗客数(境港〜東海〜ウラジオストク)は96千人を超えた。乗客の国籍別内訳は、韓国人が約6割、ロシア人3割、日本人1割。
・2011年9月の境港における乗客数は、片道1便あたり平均200名あまりと、順調に推移。
・一方、貨物面では比較的堅調なロシア向けの輸出貨物を中心に、境港における取扱貨物量は拡大傾向。
2009年6月〜12月:計693トン
→ 2011年7月〜9月の3ヶ月:計1,675トンと、約2.4倍に増加
・ロシアからの輸入貨物と日韓間における貨物の確保が課題。
これまでの取組に対する評価
◆船を定期的に運航するためには様々な必要経費が生じるものであり、運航に要した経費の1/10程度を助成することで、競争力のある料金で安定した運航を促すという狙いがある。
◆2009年6月、正式就航が実現できた背景として、就航奨励金を日韓双方の自治体が協調して予算化できたことが、最も重要な理由の1つであったと認識。
◆2010年10月より境港への寄港が週1便になったものの、引き続き安定的な運航が継続されており、当該就航奨励事業が果たしている役割は大きい。
◆日本海を横断しロシアと結ばれている貨客船航路として、安定運航が継続できているのは、この境港の航路のみ。運航会社の努力と関係する自治体の支援が重なり、官民挙げて支えてきた結果。