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平成24年度予算
9月補正予算 企業会計 (病院事業) 一般事業要求
事業名:

[債務負担行為]磁気共鳴診断撮影装置(MRI)整備事業

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病院局 200001総務課   

電話番号:0857-26-7886  E-mail:byouinsoumu@pref.tottori.jp

事業費

要求額:0千円    財源: 

一般事業査定:計上 

事業内容

1 事業の概要

 県東部圏域において中央病院が主要な役割を担う疾病のうち、主に脳卒中等に係る診療機能を高めるため、磁気共鳴診断撮影装置(3テスラMRI※)を増設する。(1.5テスラMRI(H12導入、H20機能向上)、3テスラMRI(新規)の2台体制とする)。

    ※テスラ…磁場の強さ(磁束密度)の単位。この値が高くなるほど、より鮮明な画像が得られる。(3テスラMRIの解像度は1.5テスラMRIの約2倍)

2 事業の目的

 脳卒中(※1)及び脳腫瘍に係る医療は、昨年11月に策定された鳥取県地域医療再生計画(※2)にも位置づけられているとおり、また、県東部において唯一の救命救急センターを有する中央病院の重要な役割であり、今回、3テスラMRIを増設することにより、脳卒中等の疾患について早期発見・早期治療を図る等医療体制の充実を図る。

※1 脳卒中について
 脳卒中は、がん、心疾患に次ぐ死亡原因の3位(厚生労働省大臣官房統計情報部「平成21年人口動態統計」)であり、また、寝たきりとなる原因として第1位(平成13年版厚生労働白書)を占める。今回要求するMRIは、解像度が高く、脳卒中の超急性期診断に優れていることから、脳卒中による死亡の回避はもとより、完治や後遺症の軽減が図られ、このことにより社会全体の医療費や介護費の抑制につながり県の医療政策に寄与するものである。

※2 鳥取県地域医療再生計画について
 平成23年11月に策定された鳥取県地域医療再生計画において、中央病院は脳卒中及び脳腫瘍の治療体制を充実させることが圏域の医療政策上の必要と位置付けられている。なお、同計画の具体的な施策に今回要求する3テスラMRI増設は盛り込まれていないが、現状において早期発見・早期治療を可能とする同機器の整備は、医療体制の充実(一層の救命と後遺症の軽減)を図る上で不可欠である。

 なお、現在、県内で3テスラMRIを保有しているのは、鳥取大学医学部附属病院のみであり、東部圏域は未整備であることから、今回、同レベルの機器を中央病院に整備することにより、東部圏域における脳卒中等に対する医療体制の充実が図られる。

3 現状と効果

 現在、中央病院におけるMRI検査の予約状況は、約1か月待ちの状態であり、本来、早期診断による早期発見・早期治療が求められる脳卒中等の疾患に対する医療体制が十分と言えない状況である。今回増設する機器と既設の機器の効率的な運用により、検査までの期間を1週間以内に短縮することが可能となる見込である。


現状

整備後

機器

1.5テスラMRI

1.5テスラMRI(H12導入)
3テスラMRI(新規)

検査人数

H23年度 4,826人
(13.2人/日)

相当数の増が見込まれる
・院内:待ち時間の短縮による検査依頼増
・院外:検査紹介による増

予約状況

1か月待ち

1週間以内

県内の整備状況

東部圏域に3テスラなし
(3テスラは鳥大医学部附属病院のみ(2台))
【東部の状況】
・1.5テスラ:日赤、市立病院、生協病院(各1台)
・0.4テスラ:岩美病院
・0.3テスラ:渡辺病院

3テスラMRIの整備により東部県域における脳卒中等の医療体制の充実に寄与する。

(参考)MRI使用状況
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
延人数
4,454
4,634
4,871
5,007
4,826
件数
18,639
20,447
23,009
23,952
25,356

4 所要経費及び財源等 266,203千円


(1)機器購入費   220,500千円 (単位:千円)
区分
金額
財源
補助金
企業債(※)
内部留保
3テスラ
MRI
220,500
220,500
0
220,500
0

※企業債元利償還金の2分の1について、一般会計からの
  繰出しを要求する。

(2)施設整備費    45,703千円
  (工事の概要)核医学診断装置(RI)移設、移設に伴う
           施設改修工事及びMRI室新設工事
(単位:千円)
区分
金額
財源
補助金
企業債(※)
内部留保
設計委託費
2,512
工事費
43,191
45,703
0
45,600
103

※企業債元利償還金の2分の1について、一般会計からの
  繰出しを要求する。

(3)年度別内訳                 
                             (単位:千円)
区分
年度
事業費
内容
24年度
医療機器
25年度
220,500
220,500
24年度
24,108
設計、工事
施設改良
25年度
21,595
工事
45,703
24年度
24,108
合計
25年度
242,095
266,203

7 スケジュール


年度

機器購入

施設整備

24年度

10月 調達公告
12月 購入契約

10月 設計委託

1月 工事契約

25年度

4月 機器納入

4月 工事完成
5月 稼動


財政課処理欄

 機器購入費については、交付金の枠内での対応とします(企業債元利償還金の2分の1について一般会計からの別枠での繰出しは行いません)。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 繰入金
現計予算額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 繰入金
計上額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0