1 査定内容
県職員が直接チラシを配布などの街頭啓発に参加したり、直営でフォーラムや研修会を開催する方法が効率的な手段とは考えられない。トータルコストも過大であり、実施方法の見直しが必要。
2 調整要求内容
○市町村及び県民と協働して県民の自主防犯意識の醸成や犯罪のないまちづくりに関する広報・啓発を図ることは、県が定めた推進計画上の重要施策であり、県の責務であることから実施方法を見直す。
・地域安全フォーラムの経費を実施主体となる(社)鳥取県防犯連合会に対し助成する。(直営→助成に変更)
・防犯リーダー研修会は、適当な委託先がないことから県が直営で実施する。
・近年、コンビニエンスストアでの強盗事件が県内外で発生しており、深夜小売業店舗を中心に防犯環境整備を働きかけているところであり、引き続き優良防犯施設の認定促進を図る。
3 調整要求後の主な事業概要
(1)地域安全フォーラム開催補助金
防犯の専門家による講演や優秀団体等の表彰を行い、防犯団体関係者や県民の防犯意識の向上を図ることを目的にフォーラムを主催する社団法人鳥取県防犯連合会に対し助成する。
【経費】講師の謝礼、特別旅費等を団体に補助
(2)防犯リーダー研修会の開催
県内では空き巣、自転車盗等の窃盗が多発(犯罪認知件数の75%が窃盗)しているとともに、児童・生徒に対する声掛け事案も散発している。これらの犯罪を防止するには、意識啓発(鍵かけの徹底等)や住民活動による「犯罪が発生しにくい環境づくり」が有効であることから、各地域の防犯活動や見守り活動の活性化を図るとともに核となって活動するリーダーを養成するための研修会を開催する。(2会場。開催日は県民が参加しやすい休日等に設定。)
○研修会の参集範囲
・防犯ボランティア団体のかた
・保育園、幼稚園、小中学校等の教育関係者
・小中学校等のPTAのかた
○研修会の内容
・県外講師による講演 テーマ「犯罪の危険から子どもを守るには(仮)」
・県内防犯ボランティア団体による活動事例報告 2団体
・参加者によるワークショップ テーマ「子どもの危険回避術(仮)」
【経費】講師等への報償費、特別旅費等
(3)深夜小売業店舗等における防犯環境整備の推進
防犯能力の高い施設の普及を図り、地域の防犯力を高めるため、学校、共同住宅、駐車場、深夜小売業店舗等を対象として、優良防犯施設の認定を促進する。
【経費】防犯設備士資格取得、認定調査等(審査員経費)
4 調整要求額
(1)地域安全フォーラム開催補助金 | 523千円 |
(2)防犯リーダー研修会の開催 | 612千円 |
(3)深夜小売業店舗等における防犯環境整備の促進 | 90千円 |
(4)その他標準事務費 | 295千円 |
合計 | 1,520千円 |