(1)概要
少年非行の背景には、
〇少年自身の規範意識の低下とコミュニケーション能力の不足
〇従来、少年の規範意識醸成を担ってきた家庭、地域社会の教育機能の低下
〇少年が自分の居場所を見出せず、孤立化し、あるいは疎外感を抱いている状況
等の問題が指摘されている。
このことは、少年非行や自殺等の要因とも考えられるいじめや暴力行為、不登校等といった学校教育現場における問題と密接な関係があるため、犯罪防止や被害防止を念頭に置いた少年の健全育成については、学校教育関係者と警察が協働した取り組みを行う必要がある。
こうした状況下、全国警察は「非行少年を生まない社会づくり」を推進するための施策の一つとして、「学校との信頼関係を築き、学校と警察のパイプ役」であるスクールサポーターを東部、中部、西部に各1名増員し、相談活動や立ち直り支援活動等をより効果的に実施することで、少年が「非行をしない」「被害を受けない」社会を築こうとするもの。
(2)業務内容
ア 非行防止・立ち直り支援
イ 学校等における児童等の安全確保
ウ 非行・犯罪被害防止教育の支援
エ 地域安全情報等の把握と提供
(3)所要経費 21,168千円 (10,865千円)
・スクールサポーター(8名)報酬等17,291千円(10,784千円)
・ 〃 活動用車両購入費(3台) 3,796千円(0千円)
・標準事務費 81千円(81千円)
※( )内は前年度当初予算額