1 事業概要
福島県からの避難者に対する内部被ばく検査を、鳥取県が所有している移動式放射能測定車では機械の性能上測定することができない子どもの測定を、広島大学に依頼し実施する。
2 事業内容
広島大学にあるホールボディカウンタによる内部被ばく検査を、鳥取県と広島大学が調整し実施する。
<検査対象者>
福島県からの避難者のうち検査を希望する者
※身長120センチメートルまたは体重20キログラムのいずれかの数値が下回る人に限る。
<検査費用> 検査料が1回2万円必要となるが、県が支援する。
<検査日> 広島大学と調整し決定
<広島大学までの移動>
県が手配する。
なお、県が手配する手段での移動が困難な場合は、交通費の一部を支援する。
(参考)鳥取県内での測定
鳥取県が所有している移動式放射能測定車を活用し、県内3箇所(東部、中部、西部)で内部被ばく検査を実施。
<検査対象者>
福島県からの避難者及び避難区域に立ち入ったことがあるなど特別の事情がある者のうち検査を希望する者
(事前予約が必要です。)
※身長120センチメートルまたは体重20キログラムのいずれかの数値が下回る人については、測定機器の性能上の限界等により測定ができない。
<検査費用> 無料
<検査日>
中部 5月25日(金)〜5月26日(土)
西部 6月1日(金)〜6月2日(土)
東部 6月8日(金)〜6月10日(日)
3 所要経費
広島大学での測定に要する経費 2,335千円
広島大学検査費用 1,440千円
2万円/回×36人×2回=1,440千円
※子どもを測定する場合、「親」と「親+子どものセット」の2回測定し、その差を評価することになる。
- 広島大学までの移動費用 895千円
(県が手配)100,000円/往復×6往復=600千円
(交通費の支援) 295千円
子ども 18人×6,400円=115,200円
保護者 14人×12,800円=179,200円
(子ども1人の世帯10、2人の世帯4を想定)
4 背景
平成24年3月11日に鳥取市内で開催された「東日本大震災からの復興を祈念する集いin鳥取」において、避難者から「県内で内部被ばく検査が受けたい」との要望があった。