○ツキノワグマは繁殖力が弱く、加えて鳥取県に生息するツキノワグマは生息地が限定されている孤立個体群であり、希少種の扱いである。
○鳥取県では、平成19年度にツキノワグマ保護管理計画を策定し、捕獲された個体を放獣している。
○放獣する個体には、その後の行動を監視、集落や果樹園への執着等の有害性を判断するためや生態把握のために発信器を装着して放獣している。
○放獣個体は、個別に追跡調査を行い位置特定を行って、週に1度、情報提供してきた。
○平成22年度に山の餌不足から里へ大量出没し、地域住民の軋れきが激化し、被害、出没対策のため、住民から発信器付きの個体だけでも位置情報、集落への接近情報を提供するように求められた。
○平成22年11月補正予算でツキノワグマに付けた発信器を検知して住民に位置を知らせる接近警戒システムの開発検討業務に着手した。