県が行わなければならない海岸漂着ゴミ等の処理について、現在、地元ボランティアやNPO等の協力のもと海岸漂着ゴミの回収並びに処分を行っているが、強風や大雨など異常気象時の度にゴミが漂着し、回収処理は十分とは言えない状況にある。
また、東部の海岸はジオパークにも指定され、その管理をさらに向上させる必要がある。
これに対応するため、海岸管理者が行わなければならないゴミ回収を、地元ボランティアやNPO等の協力のもと協働して行い、海岸の環境改善をさらに向上させ、あわせて、地元観光協会等とタイアップし、本県に観光客を呼び込む仕掛けづくりとして観光体験(地引網体験)等の仕掛けイベントをセットで実施し、山陰海岸の魅力やジオパークの魅力を発信ししながら山陰海岸の環境保全と山陰海岸のイメージアップを図る。
山陰海岸・ジオパークをメインに、海岸管理者が行わなければならない漂着ゴミ等の処理を、市民ボランティア、観光客、地元観光協会等と協働して管理し、山陰海岸の管理と魅力発信を行う事業をモデル的に行う。
○モデル事業 3年程度
(最終年に事業効果を検証し、事業継続の有無を判断)
目的 | 現状 |
処理活動 | 実施内容 | 活動内容 |
○海岸の管理(鳥取県)
県管理海岸の維持管理を行わなければならない。 | 地元、NPO等 | ゴミ回収 | ゴミ回収をボランティアで実施 |
県
(委託業者) | ゴミ処分 | 回収されたゴミを回収し、廃棄物処理 |
今回 + ○ボランティア 育成、県と協働
→ 取り組みの継続性
→ 地域の活性化
→ ジオパークの環境保全意識の向上
○観光客 山陰海岸のイメージアップ・魅力発信
→ 観光客の呼び込み
→ 食の都PR、リピーター確保
○現状
強風や大雨など異常気象時の度に、海岸にゴミが漂着し景観や海岸環境が悪化し、魅力等の低下の原因となっている。
○海岸管理者のゴミ処理の責務
海岸漂着物処等処理法の施行(平成21年7月)
海岸管理者等が海岸漂着物等の処理のため必要な措置を講ずることを明記。(海岸管理者としてのゴミ処理責任)
○東部の海岸が、山陰ジオパークに指定