1 事業概要
農山村ボランティア活動(ボランティアによる農作業や農業用水路掃除などの共同作業の活動支援)を支える「農山村ボランティア事務局」の運営を、民間団体に委託し、農山村地域の活性化と農山村資源の維持・保全を図る。
2 背景・目的
農家人口の減少と高齢化から、農業生産基盤の維持管理が困難となってきている地域が増加している現状に対応するには、ボランティアなど外部を力を活用した保全活動が必要な状況であることから、県や市町村を越えた広域的なボランティアの人材派遣が可能となるよう、県が鳥取県中山間ふるさと農山村活性化基金の運用益を活用し、派遣事務を行う事務局業務を委託する。
3 債務負担行為理由
農作業の始まる3月から4月にかけて地域に必要なボランティアを確保するため、活動開始にあわせて、今年度中に事業者を選定し、事務局業務の契約等を行うため、11月補正予算で債務負担を設定する。
4 事業内容
農山村ボランティア事務局への主な委託内容
・派遣可能な人材の確保と新たな受入地区づくり
・受入地区とボランティア間の調整
・ボランティア情報の収集と情報発信
・「とっとり農山村ファンクラブ」事務局の運営
・ボランティア受入地区における実態調査
・ボランティア受入地区の地域資源保全方策支援
・技術講習会開催(派遣者)、受入講習会開催(受入集落)
・ボランティアバスの運行
○東部地区 平成25年3月〜平成26年3月(12ヶ月)
○西部地区 平成25年3月〜平成25年10月(8ヶ月)
5 要求額
(1)要求額 11,884千円
【内訳】
・東部・中部地区 8,642千円
・西部地区 3,242千円
(2)財源
当該事業の財源として、「鳥取県中山間ふるさと農山村活性化基金」の運用益等を充当する。
○基金残高 1,199,612千円 (平成25年度見込)
○H25運用益(見込み) 17,898千円
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
若者ボランティアの派遣・受入による営農活力の向上
・受入集落数 東・中部10→17(内新規8)
西部 6→ 7(内新規4)
これまでの取組に対する評価
平成24年度からボランティア事務局を東・中部地区と西部地区の2地区に分けたことにより、ボランティア受入集落の増加につながった。