(4)研修体系の充実・強化(1,916千円)
地域リーダー、集落支援員等を対象とした研修を実施。
◇研修の内容
■中山間地域リーダー養成研修(県計画・主催)
・全体研修(県下全域、年1回)
中山間のリーダーとして活躍が期待される者を対象に、地域運営や地域課題解決のための手法を学ぶ。
・各地区研修(5地区、年3回)
各総合事務所単位で企画・立案。地域が希望するテーマに沿った研修、現地視察等を実施。
■特定分野別研修(環境大計画・主催)
環境大学の人材を活用し、特定分野(例:地域交通、防災、コミュニティビジネス、会計講座等)に係る専門的な研修を実施。
■集落支援員研修(県計画・主催)
県・市町村の集落支援員を対象に研修・意見交換を実施。県内市町村の活用に繋がるよう意識の醸成を図る。
(5)鳥取環境大学等の人材を活用した集落等への直接支援
(5,157千円)
県、鳥取環境大学等とが協力、連携して地域が直面する課題の解決に向けた支援等を実施。
◇内容
・環境大学の教授等を集落、地域運営組織に派遣し、地域づくりに向けた話合いに参加。専門的な見地から課題解決に繋がる助言等を継続的に実施。
・環境大学以外の高等教育機関による支援も想定。
・教授等の活動を通じて、学生による地域活動への参画、交流等を実施。
◇主な経費(環境大学との業務委託)
非常勤職員人件費(※)、学生と集落との交流促進費
(※)県と環境大学との連絡調整、及び学内の調整を行うため、環境大学に1名非常勤職員を配置。
◇背景・課題
・地域課題解決のため地域リーダー養成研修を実施(H20〜H23)
・集落等が直面する課題は多種多様。地域課題に即した研修を継続的に実施するなど研修に対するニーズが高まっている。
・地域活動が円滑に進むためには、地域活動を支えるリーダー役の役割は大きい。リーダー1人に掛かる負担(役割、責任)が大きく、負担を軽減するような支援体制が求められている。
・次期中山間地域対策検討懇談会においても、地域づくりを行う上で、集落支援員の配置、 地域リーダーの養成、人材育成面での支援、現地での直接的なアドバイスなど包括的に支援するサポートセンターの設置を求める意見。
◇支援の方向性
地域が直面する課題の解決に向けた支援(地域ニーズにマッチした研修、地域づくり等への直接的支援)
[必要な支援]
◎地域が必要とする研修を継続・反復的(中・長期的)に受講できる体制整備
◎地域課題の解決に向けた専門家・集落支援員等の支援、関与
◎地域間連携の促進
◎行政情報の提供