これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【関係機関による取組】
・H21年6月赤星病大発生により、7月実態調査
・H22年〜事業へ取組
1発生予察
防除適期を把握するため、ビャクシンの冬胞子及び梨のさび胞子形成状況を調査
2ビャクシンに対する薬剤防除
胞子形成が行われる前(3月下旬〜4月上旬)の一斉防除に要する経費助成
3梨に対する薬剤防除
・発生予察に基づく防除指導
・防除適期の広報
・追加防除(5月・3回目)に要する薬剤経費助成
4地域住民や苗木業者に対する啓発活動
・ビャクシンを植えている施設、所有者、住民への説明と防除の実施についてお願い
・赤星病に対する理解とビャクシンの新たな植栽を行わないよう啓発
・ビャクシンの販売業者等に対する販売自粛のお願い
5廃園の伐採
廃園はあらゆる病害虫の巣窟となり近隣の園に影響するため、病気により生産中止する園主の了解を得て梨樹の伐採を実施
これまでの取組に対する評価
【平成23年度の結果】
・ビャクシンへの薬剤防除は効果が見られ、梨への感染が抑えられた。特に、多発生園が無くなり、中発生の園が3園残るのみとなった。
・梨からビャクシンへの飛散も半減している。(H23年 3月調査)
・最終年度として1年継続実施し、3年目の防除が終了した時点で、今後菌密度を上げないための長期的な抜本対策を検討する。