県東部各地で行われているジビエ(「猪肉」と「鹿肉」)活用の取り
組みを、「いなばのジビエは最高連絡協議会」(仮称)により相互連
携を強化し、「いなばジビエの里づくり」に向けて一体的なジビエの
イメージアップや有効活用、消費拡大を促進する。
※ジビエ(仏:gibier)=主にフランス料理での用語で、狩猟によって
食材として捕獲された野生の鳥獣のこと。
○近年増加する有害鳥獣の被害を減らすために「個体数を減ら
す対策」が進められているが、ほとんどが処分され食肉として有効
利用されていない。
○整備されている獣肉解体処理施設(鳥取市2箇所.若桜町1箇
所)を東部一円で有効活用し、消費拡大と併せた獣肉の供給体制
づくりが必要となっている。
○猪肉・鹿肉の料理・加工品開発の取り組みは、業者やグループ
等で個々に行われているが、消費者にとっては獣肉を食する習慣
がないことや、高価であるため敬遠されがちである。
○一方捕獲される地域では、猪鍋や焼き肉で食べられており、ジビ
エ料理として売り出すには飲食店と連携した料理や加工品開発が
必要である。
○「とっとり因幡グリーンツーリズム推進協議会」が組織され、
グリーンツーリズムや森林セラピー、民泊等で地産地消を活かした
食の提供がされており、 ジビエの新たな活用の場として期待でき
る。
・県東部一円の連携組織結成による推進体制の強化
・ジビエのイメージアップによる消費拡大
・新商品開発による消費場面の多様化(農家民泊における利用・
土産品等)
・獣肉食肉加工組織等
鹿野町(公) 若桜町(民) 鳥取市河原町(民)
・ジビエ料理提供店
道の駅若桜桜ん坊、鹿野往来交流館、山紫苑、県庁食堂
ジビエ料理に取り組む意向のある飲食店、加工業者
・ジビエ利用を検討したり、研究している団体
鳥取大学食鹿椛隊、佐治町五しの里さじ地域協議会、
智頭町森林セラピー推進協議会
・関係機関
若桜町、八頭町、智頭町、鳥取市、商工会、
県関係機関(生産振興課、食のみやこ推進課)、
食品加工研究所