目的
鳥取自動車道全線が平成24年度に供用するため、関西方面からの交通の利便性が向上し、鳥取県としてもビジネスチャンスが拡大する。そのため、県外においては、まだ知名度の低い鳥取自動車道の開通PRを実施する。
また、鳥取自動車道の開通により、旧道沿線では、交通量が減少し、地域が疲弊することへの危機感を持っている。そのため、鳥取自動車道は無料の高速道路で乗り降りが自由であることを生かし、魅力的な沿線地域作りと沿線地域への誘導する仕組み作りを支援し、地域の活性化を図る。
課題
・鳥取自動車道の開通時期、無料である事、高速道路が存在することについて知名度が低い(関西方面)
・鳥取自動車道による時間短縮効果に対する認知度が低い
・旧道沿線が通過地域となり疲弊することを食い止める。
・鳥取自動車道付近の交流を活発化させるため観光資源や有利な環境を発掘する必要がある。
事業内容
1 鳥取自動車道全線開通PR 2,060千円
概要
鳥取自動車道の開通をPRするため、他の部局と連携し、PRをより効果的なものとするため、他部局の情報発信手段を利用し発信していく。
項目 | 要求額
(千円) |
○開通チラシの作成・配布
(高速道路SA・PA、道の駅等)
・県外本部との連携
(関西・中部方面へのPR)
・NEXCOとの包括協定の活用
・作成予定部数 2万部 | 200 |
○開通PRシールの作成
他の広報媒体を利用し、鳥取自動車道開通をPRするために、既存のパンフレットを作り替える事無く、貼り付けるだけで行えるメリットがあり、 以前実施した際にも他部局からの評判も良かった。
鳥取自動車道全線開通をPRするためにも、他の広報媒体の有効利用にシールを作成し、貼り付ける。
・作成予定部数 6万枚 | 300 |
○横断幕作成
県外だけでなく、県内における鳥取自動車道開通を周知するために、県庁や関係機関へ横断幕を張り、県内における利便性上昇の周知を図る。
・作成予定枚数 4枚 | 160 |
○公用車への鳥取自動車道開通ラッピング
現在、広告等に使用されていない公用車について、鳥取自動車道開通をPRするためのラッピングを行い、走る広告として県内へ向けて鳥取自動車道の全線開通をPRする。
・実施台数 20台程度 | 800 |
○NEXCOとの包括協定活用費
NEXCO西日本との包括協定を平成23年7月4日に締結し、今後の協定の活用が課題となる所である。本県では高速道路利用者に対して鳥取自動車道の周知が十分でない事から、NEXCO管理の高速道路に接続する鳥取自動車道の周知を行い、道路利用者の利便性増進に努める。
鳥取自動車道の周知は道路利用者の利便性増進だけでなく、鳥取への来県へもつながる事から、鳥取県としても周知に対して応分の負担を行う。 | 600 |
(参考)開通時に予想されるイベント
・開通プレイベントについては姫路鳥取線建設促進期成同盟会(鳥取県、岡山県、兵庫県によって組織)においてウオークラリーや記念品配布等を検討中。
・事業主体である岡山国道事務所が開通式を実施する見込み。
2 高速道路沿線地域活性化事業
(1) 因幡街道交流会議の社会実験と社会実験後の周辺地域への展開の支援
○因幡街道交流会議の社会実験について
平成23年度社会実験として「SA・PAが無い」「無料である」などの鳥取自動車道の特徴をとらえて、旧道沿線施設への案内看板により道路利用者の利便性増進と旧道沿線の活性化を図る。
今年度は12月ごろから道の駅「かわはら」を中心とした社会実験を行い、効果の検討、問題点の抽出を行い、来年度はさらに広い範囲での社会実験を目指す予定。
(参考)今年度の社会実験について
日程:平成23年12月〜平成24年1月
(平成23年度末までに実験成果を提出)
予算:10,000千円 (国土交通省が社会実験として実施)
○支援として行うことについて
因幡街道交流会議による社会実験を支援するため、道路管理者として可能な協力を行う。また、社会実験の結果の活用へ向けて、関係する団体との連携を支援する。
社会実験の結果の活用として、鳥取自動車道沿線の佐用町から鳥取市までの区間の沿線に加え、鳥取市周辺の山陰道において同様の取り組みを行うことや、鳥取県東部の国道29号等の一般国道へと人・物の流れを作っていくことを検討する。
(2)支援への体制作り
○沿線活性化のための庁内組織の結成
社会実験により得られた成果や問題点を関係団体や市町村から意見を聴取し、庁内で情報伝達、役割分担を明確化にした組織作りを行い、連携した活動を行う。
そのような庁内での支援の仕組みを様々な団体が利用できるよう一般化していく。
要求額
項目 | 要求額(千円) |
開通チラシの作成 | 200 |
開通PRシールの作成 | 300 |
横断幕作成 | 160 |
公用車へのラッピング | 800 |
協定活用費 | 600 |
合計 | 2,060 |
合計 2,060千円