現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成24年度予算 の 農林水産部の“森林セラピー”パワーアッププロジェクト事業
平成24年度予算
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業振興費
事業名:

“森林セラピー”パワーアッププロジェクト事業

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農林水産部 森林・林業総室 森林づくり推進室  

電話番号:0857-26-7304  E-mail:sinrinringyo@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
24年度当初予算要求額 5,000千円 805千円 5,805千円 0.1人 0.0人 0.0人
23年度6月補正後予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:5,000千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業概要

 平成24年度に鳥取自動車道が開通し、関西からの玄関口となる、智頭町でスタートした森林セラピー基地の受入れ体制をパワーアップし、関西圏の観光地として定着させる。

     森林セラピーをきっかけに、関西圏から、ジオパーク、砂の美術館、三朝温泉などの観光地への誘客につながる。
     森林セラピーを関西圏に売り込むことで、森林豊かな鳥取県を発信できる。

2 現状・課題・背景

(現状)
・平成23年7月30日に、智頭町森林セラピー基地がグランドオープンし、大盛況であった。
・今年のセラピー客数1,500人、民泊利用者250人と好調。
・智頭町森林セラピー基地は、既に西日本一の森林セラピー基地になり得る状況。
・既に、森林セラピーと三朝温泉等をセットにしたヘルスツーリズムメニューなど、県東中部の観光地との連携が生まれつつある。(他県の温泉地との差別化)

(背景)
・平成24年度に鳥取自動車道が開通し、関西からのアクセスが良くなり、智頭町は関西圏からの玄関口となる。関西圏から最も近い智頭町が観光地として発展することで、鳥取がもっと身近になる。
・平成24年度にJR西日本が山陰デスティネーションキャンペーンを実施。
・仕事のIT化などによる疲労感から、森林、温泉、田園など、旅行に癒しを求める人が増えている。
・山ガールやアウトドアファッションの流行から、森林が観光地、コンテンツとして注目されている。
・観光業界も、これまで観光地とはひと味違った観光コンテンツを求めている。

(課題)
・しかし、森林セラピー基地はスタートしたばかりであり、今後リピーターを確保するためには、森林、山村の資源を活用したバリエーション豊かなメニューを開発し、取り組む必要がある。
・智頭町には宿泊施設が少ないため、古民家民泊や小学校空校舎などを、地域にあった宿泊施設とすることで、オリジナリティーある観光地へ発展させる。
・食文化を発展させ、満足度の高いセラピー食の提供が必要。
・他の観光地との連携を発展することで、トータルで満足度の高い観光資源とする必要がある。

3 事業内容

(1)事業実施主体:智頭町、智頭町森林セラピー推進協議会
(2)取り組み内容
区分
事業内容
補助金
(千円)
森林セラピー
パワーアップ
作戦
【セラピーメニューの拡充】
・観光客の増加に合わせ、セラピーロードを新設(観光客ニーズにあわせたロードの使い分け)
現セラピーロードに緊急連絡用アンテナ設置(携帯不感地域のための安全対策)
芦津の水の足浴施設の整備(水療法)
・曲げわっぱ、スギ玉づくりなどの体験メニューの開発
森のコンサートを実施

【宿泊・食事体制の整備】
・小学校空校舎の施設利用を検討
古民家などを利用した民泊のグレードアップ(看板、改装・装飾、冊子)
セラピー弁当調理施設の増設
3,850
関西圏への
PR作戦
【関西圏へのPR】
・関西系の癒しや自然などがテーマの雑誌などを活用したピンポイントPR
(観光キャンペーンなどは他部局の観光施策と連携)

【PRイベントの開催】
・グランドオープン1周年記念イベント  (国登録有形文化財・小学校空校舎)
900
観光地連携
作戦
【他の観光地との連携】
・ジオパークなどとセットにしたエコツーリズムメニューの開発
県内温泉地などとセットにしたヘルスツーリズムメニューの開発
250
5,000

(3)補助率:1/2

4 予算額

5,000千円

5 関連事業

森林の癒し活用事業(一般事業要求)
事業名
事業内容
予算額
(千円)
森林の癒し推進事業○森のようちえん支援事業
 森林内の保育活動に要する経費について助成
 【スタートアップ型】
事業主体:団体、保育所等
      (新たに取り組もうとする者)
  補助額:市町村が負担する額の2/3
  事業費:1,000千円
 【育成型】
  森のようちえんの活動に支援
  事業主体:団体、保育所等
  補助額:市町村が負担する額の1/2   事業費:3,600千円
○森林の癒し普及団体育成事業
 森林の癒しを活用したトライアル的な活動に対し支援
 事業主体:団体、地域等
 補助額:市町村が負担する額の2/3
 事業費:1,800千円
○森のようちえん指導者養成研修
 森のようちえんの指導者を養成する研修を実施
 事業主体:県
 事業費:396千円
6,796
森林の癒し効果研究事業(債務負担行為)○森のようちえん効果研究事業
 森のようちえんの効果について研究
 事業主体:県
 事業費:1,000千円
 (H25の債務負担行為を含む)
 (3年間の事業費:2,000千円)
 事業実施期間:H23〜H25

○森林セラピー研究プロジェクト事業
 医療機関、民間企業等がメンバーとなり、研究、プログラム開発
 事業主体:県
 事業費:800千円
  (H25の債務負担行為を含む)
  (3年間の事業費:1,000千円)
 事業実施期間:H23〜H25
1,800
合計
8,596


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・平成22年4月1日に森林セラピー基地として認定。
・セラピーロード周辺に、トイレ、休憩施設、駐車場等、基本的な来訪施設を整備しているところ。
・平成21年7月に智頭町森林セラピー推進協議会が発足し、森のガイド、民泊、セラピー食等、来訪者の受入体制を整えているところ。
 森のガイド:約80名  民泊施設:約40軒
・平成23年7月30日にグランドオープン
・今年、森林セラピー体験者1,500名、民泊者250名と好評!
・旅行代理店の森林セラピーツアー(日帰りが多い)が既にスタートしており、最近、三朝温泉とセットにした宿泊メニューなどが生まれているところ。
・全国初の企業向けのメンタルヘルスプログラムを実施するため、セラピストの養成に取り組んでいるところ。

これまでの取組に対する評価

・平成23年7月30日のグランドオープンから森林セラピー体験者は多く、スタートとして好評。
・今後もこの調子で受け入れていくためには、セラピーロードの新設が必要。
・既存のセラピーロードは携帯電話不感地域であるため、健康を求める客層上、安全対策として、無線アンテナなどの緊急連絡設備が必要。
・森林セラピー基地としてベースが整いつつあるが、リピーターを確保するためには、多様な体験メニューの開発が必要。
・現在、日帰りメニューが多いが、宿泊のニーズも高いため、宿泊施設の整備が急がれる。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 5,000 0 0 0 0 0 0 0 5,000