1 事業の概要
○食品開発研究所への相談件数の増加
近年、6次産業化や農商工連携の取組に対する食品開発研究所への事業者からの相談が急激に増加している。
※食品開発研究所への相談件数
H18年度 約2000件/年 → H23年度 約4100件/年
○既存施設の現状
現在の食品開発研究所は、展示会へ出展できるレベルの完成度の高い試作ができない、食品の美味しさを客観的に評価できない、化粧品や機能性食品素材の抽出技術が低い等、県内事業者からの相談に対し十分対応できていない。
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○食品開発研究所の能力をアップし、売れる商品づくりの支援を強化
完成度の高い試作品開発、美味しさ評価、理美容品・機能性食品の開発等売れる商品づくりの支援を強化するため、既存機能に新たな機能を付加した「商品開発支援棟」を整備する。
2 「商品開発支援棟」の概要
(1)場所
同一敷地内に既存「実験棟」を建て替え(境港市)
※「実験棟」は、昭和53年建築(34年経過)で雨漏りや腐食等老朽化が著しく、ここ数年は修繕等を繰り返し行っている。
(2)規模、構造
・構造:鉄骨造 2階建て
・延べ面積:882u
(3)施設内容
| 商品開発支援ゾーン | 原料から商品まで一貫した試作加工が可能 |
| 起業化支援ゾーン | 起業化を支援する貸し研究室 |
| 人材育成支援ゾーン | 農林水産物加工に関する技能や衛生管理・工程管理等を行う人材を育成 |
| 食品品質評価支援ゾーン | 官能(味、におい等)評価、品質保持評価等が可能 |
| 美容健康商品開発支援ゾーン | 健康食品、化粧品等高純度・高品質の素材抽出や機能評価が可能 |
(4)建設費
約4億円
※施設整備費については、「成長産業・企業立地促進等施設整備費補助金」(経済産業省)の活用を検討。(補助率1/2)
※研究機器は、産業技術センター独自で整備予定。
(5)スケジュール
H24.7〜 基本設計
H24.10〜 実施設計
H25.5〜 工事
H26.7〜 業務開始
3 要求額
基本設計委託料 7,644千円
(参考1)主な県内事業者の声
区分 | 県内事業者の声 |
| 商品開発支援 | ・梨、柿、スイカ等を使ってジュースやジャム等への加工をしたいが、県内に受託できるところがない。
・商談会向けにボトル飲料での試作(50本程度)を行いたい。 |
| 食品品質評価支援 | ・美味しい製品を開発するための、味覚センサーなどを使った食味研究を発展させてほしい。 |
| 美容健康商品開発支援 | ・アロマオイルの抽出法の最適化を図りたい。
・植物エキスを含ませた美容オイルの品質をチェックしたい。 |
※食品開発研究所に対する窓口相談より
(参考2)補助金交付のルール
地方独立行政法人鳥取県産業技術センターの運営に必要となる経費の一部について、運営費交付金でまかなうには財政上影響が大きいものについて補助金を交付する。
○機器整備(研究備品)については、原則50,000千円以上/件の場合、補助金として、運営費交付金とは別に対応。
○施設整備・修繕については、原則5,000千円以上/件の場合、補助金として、運営費交付金とは別に対応。