これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<LD等専門研修派遣>
・平成12年度から小中学校の教員を大学に派遣し、LD等の障がいのある児童生徒への専門的な指導法等の知識を持った教員を養成している。
<LD等特別支援非常勤講師設置事業>
・LD等により、特別な支援が必要な児童生徒が在籍し、学級経営上困難を極めている小中学校の通常の学級に非常勤講師を延べ20名配置して学校支援を行っている。
<発達障がい教育拠点設置事業>
・平成18年度より、倉吉養護学校内に通級指導教室(通称「レインボー」を設置し、小中学校の通常の学級に在籍している自閉症の児童生徒を対象とした通級による指導を実施している。
・平成22年度より、倉吉養護学校の他、白兎養護学校、県立米子養護学校内にも通級指導教室を設置し、小中学校の通常の学級に在籍する発達障がいのある児童生徒を対象とした通級による指導の実施を拡充した。
・特別支援学校のセンター的機能を活用し、各圏域の発達障がい教育拠点として、学校等への指導・支援にあたっている。
これまでの取組に対する評価
<LD等専門研修派遣>
・LD等専門研修派遣を終えた者を、LD等専門員や通級指導担当教員として配置し、教育的支援の充実を図っている。
※平成23年10月現在(研修派遣者:61名)
LD等専門員11名、通級担当教員:11名、元LD等専門員15名
<LD等特別支援非常勤講師配置事業>
・LD等の障がいやDVの影響により、学級経営が困難な学校に非常勤講師を配置している。非常勤講師は、学級を立て直す役割を担い、学級経営改善に効果をあげている。
・小中学校の通常の学級に在籍する発達障がいの診断を受けている児童生徒数は増加傾向にあり、非常勤講師の配置は今後も必要である。
<発達障がい教育拠点設置事業>
・各圏域に設置したことにより、通級指導教室の単独設置が難しい市町村に在籍する児童生徒への指導・支援を行うことができる。
・通級指導教室で学習した方法や使用している教材等が在籍校や家庭でも使え、通常の学級及び家庭において、よりよい支援につながっている。