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平成24年度予算
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:衛生費 項:公衆衛生費 目:生活習慣病予防対策費
事業名:

健口食育プロジェクト事業 〜目指そう!噛ミング30(カミングサンマル)

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福祉保健部 健康政策課 健康づくり文化創造担当  

電話番号:0857-26-7202  E-mail:kenkouseisaku@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
24年度当初予算要求額 2,972千円 9,655千円 12,627千円 1.2人 0.0人 0.0人
23年度6月補正後予算額 2,066千円 4,793千円 6,859千円 0.6人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:2,972千円  (前年度予算額 2,066千円)  財源:国1/2 

事業内容

1 事業概要

県民が生涯にわたって「自分の歯で味わって食べる」ことができるよう、食べることの基盤となる歯の健康づくりを充実していくため、口腔機能向上に関わる人材育成を行う。


    噛ミング30とは、「ひとくち30回以上よく噛んで食べようという運動」のこと。
    • 平成21年に厚生労働省が提唱
    • 小児期から高齢期まで各ライフステージに応じた食べ方の支援及び誤嚥・窒息予防等、歯科保健分野からの食育支援を行うもの。
    • 小児期・・・食べ方を育てるステージ(そしゃく力の育成)
    • 成人期・・・食べ方で健康を維持するステージ(生活習慣病予防)
    • 高齢期・・・食べ方で活力を維持するステージ(口腔機能向上、誤嚥窒息予防) 

    〈概要〉
    【実施主体】 各総合事務所福祉保健局
    【財 源】   国1/2 (医療提供体制補助金)
    【内 容】
    1 健口キッズ支援コース(小児期)
    ○関係者連絡会(2回/年×3圏域)
     地区歯科医師会、歯科衛生士会、市町村担当者、保育園長等  (事業説明、連携協力体制の確保)
    ○保育士等研修会(1回/年×3圏域)
    • 歯科医師(1名)による講話(子どものお口の発達)
    • 言語聴覚士等(1名)による実技(口腔機能の発達を促す遊びの実技指導)
    ○子どもの口腔機能意識アンケート(対象:保育士、保護者)
    ○相談先の体制整備(委託先:鳥取県歯科医師会)H23〜24
    • 子どもの口腔機能向上協力医認定講習会(2コース×3圏域、講師は、県外大学教授想定)
    • 歯科健康教育媒体の作成(園歯科医師が保育所等で健康教育を行うためのツール[例:パワーポイント資料等]の作成。)
    • 県民への協力医の周知・情報提供
    2 健口的メタボ予防コース(成人期)
    よく噛むことの効用を普及し、早食いや食べ過ぎを防ぎ、健全な食生活の定着を図る。
     ○事業所等関係者等研修会(1回/年×3圏域)
      ・歯科医師(1名)による講話(よく噛むことと肥満予防)
      ・体験学習(そしゃく力判定ガムを噛んでみよう)
    3 食べ方ヒヤリ・ハット防止コース(高齢期)
    食べ物による誤嚥・窒息防止のため、介護職員、ケアマネジャー等を対象に口腔機能向上研修会を開催する。
     ○介護職等研修会(2回/年×3圏域)
      ・ 歯科医師(1名)による講話(ヒヤリ・ハット事例から学ぶ)
      ・救急法指導士(1名)による応急手当講習

2 積算根拠

                       (単位:千円)
項  目  
 内訳
(1)連絡会、事務費等   
422
(462)
2)健口キッズ支援コース
    ・印刷製本費  0→ 700千円
  (「食べる力を育むために」冊子)
    ・医薬材料費 165→270千円
1,699
(754)
(3)健口的メタボ予防コース
41
(40)
(4)食べ方ヒヤリ・ハット防止コース
162
(162)
(5)【2年目】認定講習会(委託)
648
(648)
合    計  
  2,972
(2,066)
国庫 1,484千円
          県費 1,488千円

3 事業期間

平成22年度〜平成24年度(3年間予定)

4 背景・目的

◆平成元年に「8020運動」が提唱されて以来、う蝕や歯周病等の歯科疾患の改善に重点が置かれ、県民の歯・口の健康状態は向上してきた。
◆2大歯科疾患は改善傾向にあるものの、食を通してより健やかな生活を目指す「食育」の土台となる「食べ方」支援と歯科保健の連携は充分でない。⇒咬合・口腔組織の異常等への対策が新たに必要。《「口腔機能向上」の推進》
◆食を通して健康寿命を延伸するためには、その基盤となる小児期から高齢期に至るまで食べる器官である口腔の健康と関連させて健康づくりを推進する必要がある。
◆最近の国の動き
  • 平成17年 食育基本法施行
  • 平成19年 歯科4団体による食育推進宣言
  • 平成21年 噛ミング30(カミングサンマル)を厚生労働省が提唱

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

H23実施状況

■実施主体:各総合事務所福祉保健局

(1)健口キッズ支援コース(幼児期)
   保育所でのお口を使った遊び等を実践し普及させる。
    (モデル保育所数)
      県内19園(東部6園、中部7園、西部6園)

(2) 健口的メタボ予防コース(成人)
   よく噛むことの効用に関する知識を普及するため研修を行った。
・東部 1回(衛生管理者等、31人)
   ・中部 1回(衛生管理者等、28人)
   ・西部 1回(衛生管理者等、52人)

(3)食べ方ヒヤリハット防止コース(高齢期)
  ・東部 2回(介護職、ケアマネジャー、市町村地域包括支援セン
ター等)
  ・中部 1回(介護職、ケアマネジャー、市町村地域包括支援センター等)
  ・西部 2回(高齢者施設職員等)

(一部委託先:県歯科医師会)


■一部委託:一般社団法人鳥取県歯科医師会

 ◎内容
  健口食育プロジェクト事業
  子どもの口腔機能向上のための歯科医師対応力向上研修

(1)子どもの口腔機能の発達等の相談窓口を整備するため、歯科医師へ研修を行い、県が協力医として認定する。
   日時:10月10日(月)10時〜15時
   場所:県歯科医師会館
   講師:昭和大学歯学部口腔衛生学教室 向井教授
  受講者数:80名(歯科医師44名、歯科衛生士等36名)
(2)歯科教育用媒体の作成
  保育所・幼稚園等で歯科医師が健康教育を行う際に活用する媒体(パワーポイント)の作成。

これまでの取組に対する評価

8020運動の推進のために、2大歯科疾患予防対策に取組んできた結果、子どものむし歯は改善傾向にあり、進行した歯周炎罹患者の割合も減少傾向にある。

 【3歳児のむし歯罹患児率】
    64.8% (H1) → 21.5% (H21) → 19.0% (H22)
 
 【3歳児一人あたりむし歯数】
    3.60本 (H1,全国33位) → 0.84本 (H21,全国12位)

 【歯周炎罹患者率】
    40歳代 31.2% (H12) → 26.9% (H22)
   50歳代 46.5% (H12) → 40.0% (H22)

◆歯科疾患は改善されたものの、食を通してより健やかな生活を目指す「食育」の土台となる「食べ方」支援と歯科保健の連携は充分でない。⇒ 咬合・口腔組織の異常等への対策が必要。《「口腔機能向上」の推進》
 【3歳児の咬合の異常】   9.7% (H21) → 11.2%(H22)
 【3歳児の軟組織その他の異常】  21.5% (H21)→21.8%(H22)

◆食を通して健康寿命を延伸するためには、その基盤となる小児期から高齢期に至るまで食べる器官である口腔の健康と関連させて健康づくりを推進する必要がある。
⇒ 従来のむし歯予防や歯周病対策に加え、今後の歯科保健対策にかみ合わせや咀嚼力等の口腔機能向上の視点が必要。

工程表との関連

関連する政策内容

県民の健康づくりの推進

関連する政策目標

メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減(20年度を基準年として、5年以内に10%減)





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 2,066 2,066 0 0 0 0 0 0 0
要求額 2,972 1,461 0 0 0 0 0 0 1,511