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平成24年度予算
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:交通対策費
事業名:

JR山陰本線を活用した因幡・但馬交流等促進事業

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企画部 交通政策課 鉄道担当  

電話番号:0857-26-7100  E-mail:koutsuuseisaku@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
24年度当初予算要求額 10,125千円 4,023千円 14,148千円 0.5人 0.3人 0.0人
23年度6月補正後予算額 13,394千円 3,994千円 17,388千円 0.5人 0.3人 0.0人

事業費

要求額:10,125千円  (前年度予算額 13,394千円)  財源:単県 

事業内容

1 現状・目的

(1)余部鉄橋の架替えに伴いJR山陰本線(鳥取〜豊岡)の定時性が確保されるとともに、同本線のダイヤ改善として、平成23年春、臨時快速「山陰海岸ジオライナー」の新設及び一部の普通列車において浜坂駅で乗り換えなしの直通運転化が実現した。このダイヤを継続し、定着させるため利用促進に取組み、利用者の拡大を図る必要がある。

    (2)また、山陰海岸ジオパークの世界ジオパークネットワーク加盟から1年以上が経過し、徐々に観光入込客数が増加していることから、来訪者の利便性を向上させ、因幡・但馬の交流拡大等に繋げるためにも、更なるダイヤの改善を目指し、利用促進の取組みを強力に行う。
    【目標とするダイヤ改善】

    ○鳥取〜豊岡間の直通便の増加(浜坂駅での乗り換え解消)

    ○鳥取〜豊岡間の特急列車増便  等

    【期待される効果】

    ○鉄道の利便性向上による因幡・但馬地域の交流促進

    ○広域観光による地域活性化 等

2 事業内容

(1)ジオエリアを東西に結ぶシンボル列車の運行 700(0)千円

 山陰本線(鳥取以東)の特急列車の増便に繋げるとともに、山陰海岸ジオパークの認知度を高め、観光誘客の起爆剤とするため、京都府、兵庫県と連携して、山陰海岸ジオパークエリア内を巡るシンボル列車をイベント的に運行する。
(ア)内容(案)

    ・実施時期:平成24年10月頃
    ・使用車両:「タンゴ・ディスカバリー」(北近畿タンゴ鉄道)
    ・運行ルート:福知山〜宮津〜天橋立〜豊岡〜鳥取
    ・運行主体:北近畿タンゴ鉄道(株)

(イ)事業費:2,100千円

(ウ)本県負担額:700千円(0千円)

(2) 県・地元市町村等が連携した利用促進 1,500(1,500)千円 

 JR山陰本線(鳥取〜豊岡)を利用した魅力ある鉄道の旅の提供による観光利用の促進や、地元住民の生活利用の拡大を図るため、鳥取県、鳥取市、岩美町、JR等により組織する「鳥取県東部地域鉄道利用促進実行委員会」において、鉄道の利用促進に関する事業を実施することとし、事業に要する経費を負担する(県1/2)
(ア)内容
ア.団体旅行、学校活動及び魅力ある旅行商品等への支援
○旅行支援事業

    ・対象:団体旅行、学校活動等を実施する職場、学校等
    ・助成率:鉄道運賃の1/3(学校活動)又は1/2(団体旅行)

イ.利用促進PR事業
○ノベルティグッズの作成・配布
    しゃんしゃん祭りなどの沿線で開催されているイベントに、快速列車を利用して訪れた人に対し、ラッピング列車にちなんだグッズのプレゼントを実施
    ・駅頭・街頭などでPRチラシとともに鉄道関連グッズを配布
    ・グッズ:ピンバッチ、クリアファイル、うちわ、ポケットティッシュ、余部鉄橋の撤去鋼材を活用したグッズ  等
○旅行支援の告知・PR
    ・新聞折込広告により旅行支援事業のPRを行う
    ・折込部数:約80,000部
ウ.沿線ガイドマップの作成 ○列車で山陰本線の旅を楽しむ際の見どころなどを紹介したリーフレットを作成
    ・観光名所に加え、鉄道遺産や車窓からのビューポイントなどを紹介し、観光客、鉄道ファンらにPR
    ・作成部数10,000部

エ.駅アクセスの調整
○列車ダイヤとバス便数・ダイヤ等の調整

(イ)事業費:3,000千円(3,000千円)

(ウ)所要経費:1,500千円(1,500千円)

    県1/2(1,500千円)、地元1/2(1,500千円)
    (鳥取市:岩美町=2:1)

(3) 列車のPR事業            7,980(11,894)千円
 臨時快速「山陰海岸ジオライナー」等の魅力、話題づくりを行うと共に、県内外でPRする。
(ア)内容

    ○主要駅でのPR 3,389千円(3,389千円)
      ・場所:鳥取駅、城崎温泉駅、豊岡駅等
      ・内容:看板、横断幕等によりPR

    ○ケーブルテレビによる広報 3,486千円(0千円)
      ・関西地域及び本県を代表するケーブルテレビ2社を利用してPR
        (株)ケイ・キャット:関西全域約50万世帯
        日本海ケーブルネットワーク(株):県内約7万世帯
      ・ジオスポットを巡る鉄道の旅番組(30分番組×2本(夏・秋))、放送回数等:月4回以上・3ヶ月間

    ○ポスター・チラシによるPR 1,050千円(525千円)
      ・インパクトのある利用促進PRのポスター・チラシを作成し、各機関で掲示・配布
      ・配布先…JR各駅、バスターミナル、市町村役場、県・国機関、病院、経済団体、事業所 等
      ・3ヶ月毎に設定される臨時快速のため、その都度(年4回)実施 → JRとのタイアップを予定しており、2回分の経費を計上(525千円×2回)

    ○県外イベントでのPR
      ・県外の観光等のイベントにおいて、山陰ジオパークに沿って走る山陰本線を利用した「鉄道の旅」をPR
      ・場所:京阪神、九州等
<参考>
    ○列車ギャラリーの開催(観光政策課で別途要求)
      ・対象車両:臨時快速「山陰海岸ジオライナー」
      ・つり下げ広告スペースを借り上げ、一般から応募した写真、絵画等を掲出
(イ)所要経費:7,925千円

3 所要経費

(単位:千円)
内容
    要求額
(1)ジオエリアを東西に結ぶシンボル列車の運行 700
(2)県・地元市町村等が連携した利用促進1,500
(3)列車の魅力アップ・PR
    7,925
合計
10,125

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・余部橋りょう架替えによる山陰本線の利便性向上について、兵庫県と共にJR西日本へ働きかけを行ってきた。
・余部橋りょうの架け替えを契機として、兵庫県但馬地域と鳥取県東部地域が連携を一層深め、交流の基盤である交通インフラを活用した広域観光を推進し地域振興を図るため「兵庫県但馬・鳥取県東部地域の交通・観光連携協議会」を設立し、両県が連携して利用促進に取組んでいる。

これまでの取組に対する評価

・平成23年春のダイヤ改正により、2往復(4便)の普通列車が、浜坂で乗り換えすることなく鳥取駅と豊岡駅・城崎温泉駅を直通運転されることとなった。また、新たに鳥取駅〜豊岡駅間を結ぶ臨時快速「山陰海岸ジオライナー」が、平成23年4月から運行されている。
・現在のダイヤを継続するとともに、今後更に利便性向上を図るためには、その前提となる利用拡大が重要であり、山陰本線の利用促進に取り組んでいくことが肝要である。

工程表との関連

関連する政策内容

鉄道網の充実

関連する政策目標

山陰本線のダイヤ改善





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 13,394 0 0 0 0 0 0 0 13,394
要求額 10,125 0 0 0 0 0 0 0 10,125