(1)余部鉄橋の架替えに伴いJR山陰本線(鳥取〜豊岡)の定時性が確保されるとともに、同本線のダイヤ改善として、平成23年春、臨時快速「山陰海岸ジオライナー」の新設及び一部の普通列車において浜坂駅で乗り換えなしの直通運転化が実現した。このダイヤを継続し、定着させるため利用促進に取組み、利用者の拡大を図る必要がある。
(1)ジオエリアを東西に結ぶシンボル列車の運行 700(0)千円
山陰本線(鳥取以東)の特急列車の増便に繋げるとともに、山陰海岸ジオパークの認知度を高め、観光誘客の起爆剤とするため、京都府、兵庫県と連携して、山陰海岸ジオパークエリア内を巡るシンボル列車をイベント的に運行する。
(ア)内容(案)
・実施時期:平成24年10月頃
・使用車両:「タンゴ・ディスカバリー」(北近畿タンゴ鉄道)
・運行ルート:福知山〜宮津〜天橋立〜豊岡〜鳥取
・運行主体:北近畿タンゴ鉄道(株)
(イ)事業費:2,100千円
(ウ)本県負担額:700千円(0千円)
(2) 県・地元市町村等が連携した利用促進 1,500(1,500)千円
JR山陰本線(鳥取〜豊岡)を利用した魅力ある鉄道の旅の提供による観光利用の促進や、地元住民の生活利用の拡大を図るため、鳥取県、鳥取市、岩美町、JR等により組織する「鳥取県東部地域鉄道利用促進実行委員会」において、鉄道の利用促進に関する事業を実施することとし、事業に要する経費を負担する(県1/2)
(ア)内容
ア.団体旅行、学校活動及び魅力ある旅行商品等への支援
○旅行支援事業
・対象:団体旅行、学校活動等を実施する職場、学校等
・助成率:鉄道運賃の1/3(学校活動)又は1/2(団体旅行)
イ.利用促進PR事業
○ノベルティグッズの作成・配布
・しゃんしゃん祭りなどの沿線で開催されているイベントに、快速列車を利用して訪れた人に対し、ラッピング列車にちなんだグッズのプレゼントを実施
・駅頭・街頭などでPRチラシとともに鉄道関連グッズを配布
・グッズ:ピンバッチ、クリアファイル、うちわ、ポケットティッシュ、余部鉄橋の撤去鋼材を活用したグッズ 等
○旅行支援の告知・PR
・新聞折込広告により旅行支援事業のPRを行う
・折込部数:約80,000部