菌蕈研究所等の全国に誇れるきのこ関連施設等を有する本県では、全農乾椎茸品評会で2年連続団体優勝に輝くなど品質の高い原木しいたけを生産している。このような中、生産者と関係団体では「生産量35t」を目標に揚げて、一丸となって取り組んでいる。この目標を達成するために、以下の課題について取り組むことが必要。
○福島原発の影響で、安心・安全の面から、全国的に乾しいたけの価格が下落(乾しいたけ販売単価 3,716円/kg(H23)→3,525円/kg(H24.1月から8月までの平均))
⇒安心・安全な鳥取県産原木しいたけの情報発信
○鳥取県産原木しいたけの品質の良さが消費者に伝わっていない
⇒県産ブランドの確立
○広葉樹林の奥地化・大径木化・ナラ枯れ等により、原木の確保が困難
⇒原木の安定供給体制整備の確立
○気象条件による影響・基盤整備の遅れ等により、生産量が不安定
⇒生産技術の向上
○高齢化による生産規模の縮小、販売価格の下落等による経営不安
⇒生産量の増大
○高齢化にる既存生産者の廃業・新規参入者の初期投資の不安等により、生産者数の確保が困難
⇒生産者の確保・育成