これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・平成13年に県が土地を取得後、条例の設置、観察路等の整備を行い、平成18年から計画的にオオタカの営巣環境に適した森林整備を継続実施している。
・平成23年度にモニタリング調査を実施した。
・オオタカの繁殖活動記(2月〜9月)に特に配慮したスケジュールや内容で事業を実施。
これまでの取組に対する評価
・近年営巣が確認されていなかったが、平成22年度には営巣、繁殖、巣立ち(2羽)を確認し、森林整備の結果、営巣可能な樹林環境を維持していると評価できた。
・また、平成23年度のモニタリング調査においても生息が確認されるとともに、これまでの森林整備の成果が具体的に評価された。
・希少な野生生物の生息に配慮した森林管理(整備と調査)を実施している事例は全国にも少なく先進的。今後の計画的循環管理に期待される。
・自然保護意識の啓発の場等としてのPRも重要となるが、オオタカの生息に配慮しない多数の利用は禁物で、保護と利用のバランス調整が難題。