1 事業目的
平成21、22年度に東郷池水質管理計画(H18〜27)に基づく水質浄化対策として実施した底泥(ヘドロ)への覆砂について、その効果について検証する。
【覆砂の概要】
・東郷池松崎地崎における水深3.5m以深の0.10km2
・覆砂工事については、平成21,22年度に国土交通省「地域自立・活性化交付金」を活用
2 事業概要
(1)内容
底質、水質、底生生物等について、外部調査機関への委託、衛生環境研究所及び水産試験場(栽培漁業センター)により調査実施。
(2)期間
平成21年度〜平成24年度
(3)結果
・ 覆砂実施後、栄養塩の溶出等に大きな抑制効果が確認されたが、その後浮泥の再堆積により効果が減退
・ 水深を浅く(2m)した試験施工区において、より良好な結果
・ 今年度(平成24年度)、再堆積の原因及び効果の持続性について調査を実施し、効果的な覆砂方法を検討
2 終了理由
当初から4年間の予定で覆砂による水質浄化効果についての検証調査を実施し、平成23年度までに、初期の水質浄化効果から浮泥の再堆積による効果の減退までを確認している。
今年度、再堆積の原因や効果の持続性について調査し、効果について総括的に検証して報告する予定で、当初の目的は達成したものと考える。