現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成25年度予算 の 水産振興局の県産魚を美味しく届ける技術開発事業
平成25年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:水産業費 目:水産試験場費
事業名:

県産魚を美味しく届ける技術開発事業

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水産振興局 水産試験場 漁場開発室  

電話番号:0859-45-4500  E-mail:suisanshiken@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
25年度当初予算額 817千円 2,383千円 3,200千円 0.3人 0.1人 0.0人
25年度当初予算要求額 817千円 2,383千円 3,200千円 0.3人 0.1人 0.0人
24年度当初予算額 1,044千円 2,414千円 3,458千円 0.3人 0.1人 0.0人

事業費

要求額:817千円  (前年度予算額 1,044千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:817千円

事業内容

1 事業目的及び内容

1 モサエビの効率的活魚流通技術開発・美味しさの特徴調査


    活魚で消費市場へほとんど送られていないモサエビを活魚バック又は無水で簡単に送ることが出来るようにすること及び、美味しさの特徴を解明し説明することで鳥取県産モサエビのブランド化を推進する。

    年度
    内容
    H24
    ・基礎データ調査(水温と酸素消費量、水質変化(pH)等) 輸送技術開発(活魚パックでの適正尾数、水質安定剤、無水発送収容素材等)
    ・冷凍・解凍技術試験
    H25
    ・検証及び改良
    ・成分分析(遊離アミノ酸、脂肪酸組成) 鳥取大学と共同研究

    2 境港産マイワシ特性調査

    マイワシの科学的な根拠に基づく旬や優位性を科学的に調査し説明することでブランド化するとともに、脂質含有量に応じた利用加工が適切に行える。

    年度
    内容
    H24〜25
    サンプル収集、脂質含有量測定
    ・旬の解明(脂質の年変動)、他産地との違い
    ・脂質測定器(非破壊、数秒測定)のソフト開発

2 現状及び背景

【沖合底びき網漁業】
○ズワイガニに収入依存している割合が高い。ここ数年は資源の減少により漁獲量が見込めない。
○資源保護のため若松葉がにの漁期短縮も想定される。
○このような中、ズワイガニ以外の魚種の付加価値向上を図り漁業収入を向上させる必要がある。
○モサエビは死ぬと短時間で黒変が発生する。また、現在、遠方出荷する場合エアレーションした冷却海水入りの発泡スチロール箱で活魚出荷。
○このため、モサエビの効率的な活魚輸送方法(活魚パック、無水発送)の開発について漁業者から求められている。
○もさえびの美味しさの特徴(他のエビ類との違い)が調査されていない。

【まき網漁業】
○マイワシは、境港まき網の看板魚種であるが資源状態が悪く漁獲量が少なかった。
○最近、限られた期間ではあるがまとまって漁獲されることがあり資源回復の兆しが見られる。
○境港の水産関係者からマイワシの脂ののりや旬、他産地との違いについて問い合わせや調査要望が急増。
○境港産マイワシの旬や優位性のある特徴についての科学的解明が求められている。

3 事業年度

平成24〜25年度

4 必要性

調査
必要性
モサエビの効率的活魚流通技術開発・美味しさの特徴調査今まで活魚で消費市場へ非常に送りにくかったモサエビを簡単に送ることが出来るようにすること及び美味しさの特徴を説明するでモサエビブランド化を推進
境港産マイワシ特性調査科学的な根拠に基づくブランド化や利用加工が行える。過去に境港と言えば、マイワシと言われたようにマイワシを打ち出せる。

5 事業効果

【モサエビ】
○活魚出荷が主流になることで、単価向上による生産者の収入増。大都市圏の消費市場で鳥取県産もさえびのブランド化「食のみやこ鳥取県」を推進。
○もさえびの美味しさの特徴(他のエビ類との違い)を消費者に説明し納得してもらう。

【マイワシ】
○日々の脂質測定結果に基づく利用加工が行える。(データに基づく加工仕向先の見極め)。境港産の特徴、優位性に基づく新たな販売展開。

6 経費

区分
千円
非常勤職員(日額)
127
委託料
478
標準事務費(枠内)
212
817

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○これまでの取組状況
 平成20年〜23年までに実施した海の美味しさ発見調査事業他において、ハタハタ、サワラ、マアジ、マサバ、ソウハチ、アカガレイ等の旬や脂ののり優位性を調査している。
 ハタハタについては、大きい魚程脂がのる傾向があり、周年美味しいと感じられる10%の脂があることが分かった。
 また、サワラは瀬戸内海産と脂ののりに遜色がないこと、マアジは6、7月が旬であるものの、脂ののりは浜田産には及ばないこと、マサバは、大きい魚程脂がのり、特に10、11月に脂がのること、ソウハチ及びアカガレイは、脂ののりは高くても7%であり、脂の年変動幅が小さいことが分かった。

これまでの取組に対する評価

ハタハタの試験結果より、全長20p以上の脂ののりに自信が持てる大きさ的にもプレミアムな鳥取県産ハタハタについて、平成22年10月から「とろはた」としてブランド化された。

鳥取県産ハタハタの普及・ブランドPR例。
 ・23年2月 築地  市場関係者の勉強会
 ・23年12月麻布十番 ハタハタフェスティバル(秋田県と共同開催)
 ・24年12月予定 麻布十番 ハタハタフェスティバル(秋田県と共同開催)

工程表との関連

関連する政策内容

A鳥取県産魚の科学的調査によるブランド化の推進

関連する政策目標

Aモサエビの活魚パック輸送技術開発のための基礎データ収集


財政課処理欄


 開発する輸送技術にかかる知的所有権の取得なども視野に入れて事業に取り組んでください。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 1,044 0 0 0 0 0 0 1 1,043
要求額 817 0 0 0 0 0 0 0 817

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 817 0 0 0 0 0 0 0 817
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0