目的
人が訪れ、住みたくなるポテンシャルのある魅力的なまち・地域で、「まちづくり活動」を行う地元、市町村の取り組みがより効果的なものとなるよう道路管理者として一体となって支援を行う。
事業内容
県内には鳥取市鹿野地区などのように「伝統的なまちなみ」などの地域特色を活かしたまちづくりに取り組んでいる地域がある。
しかしながら、そのアプローチとなる道路については、これらまちづくりへの配慮が十分ではない。
そのため、県内で意欲的に「よりよいまちづくり」取り組んでいる地元住民やまちづくり団体及び市町村と協働し、道路として側面支援していく必要がある。
(主な支援内容)
○まちなみに配慮した車道・歩道のカラー舗装などの美装化。
○景観にマッチした植栽を行い、地元住民との協働による維持管理を行うことで、みどり豊かな潤いのある道路空間を創出。
○まちのなかの主要地への案内看板設置。
(支援する地域)
・国土交通省の認定を受け、事業を実施する(した)地域
交付金事業:街なみ環境整備事業
・県の認定を受け、事業を実施する地域
単独事業:住民と一体となって進める「まちづくり」支援事業
(景観まちづくり課所管事業)
(予算の考え方)
・国の認定を受け、事業実施する(した)地域の支援にあたっては国庫事業の活用(国土交通省事業の効果促進事業の活用)を原則とするが、すでに事業が終了している地域については、単独事業費で実施する。
・県の認定をうけ、事業実施する地域の支援にあたっては、単独事業費で実施する。
要求内容
○(鹿野地区)県管理道路の美装化、案内看板、街路樹
鹿野地区は住民やまちづくり団体が主体となりまちづくりに取り組んでいる。そのエリア内市道の美装化は既に完了しているが、その外環である県道(鳥取鹿野倉吉線)はごく一般的なアスファルト舗装による外観となっているため、鹿野のエントランスとして美装化等をする事により中心地区へ誘導し「まちづくり」と一体となった取組となるよう、まちづくり団体や鳥取市と協議をしながら整備を進めていく。
また、街路樹による景観形成についても、地元やまちづくり団体と一体になって植栽計画をたてるとともに、植栽後の維持管理についてもボランティア制度等を活用し、みどりの潤いのある道路空間を創出する。
工事概要:L=約600m C=30百万円
歩道舗装、案内看板設置(3箇所)、植栽
○(智頭宿)案内看板の設置
智頭町では観光交流を施策の柱に掲げ、国の重要文化財指定の「石谷家住宅」をはじめとする歴史的な街並み残る「智頭宿」や、古くからの集落景観が残る「板井原集落」などを住民とともに守り、観光スポットとして磨き上げてきた。
平成24年度末には鳥取自動車道が全線開通することから、智頭町では、中心部である「智頭宿」に誘導する仕組みづくりとして、駐車場のインフォメーションの充実、観光ガイドの組織拡充とスキルアップなど、鳥取自動車道から降りたら楽しいと思わせるまちづくりに向けて、まちづくり団体や観光協会等と取り組むこととしている。
県としても、効果的に観光客を智頭宿に誘導するための案内看板設置について、まちづくり団体や智頭町と協議しながら整備を進めていく。
工事概要:案内看板設置(5箇所) C= 5百万円
(合計) H25 C=35,000千円