鳥取県西部地震の貴重な体験を後世に伝え、防災意識を普及啓発する拠点となる鳥取県西部地震展示交流センターの維持管理を行うとともに、地域での助け合いやボランティア活動を促進するための研修会等を開催する。また、東日本大震災の発生に伴い防災意識が向上している現況をふまえ、住民が主体となった取組みを促進するための機能を新たに追加し自助・共助の拠点づくりを進める。
【 現 状 】
(1)鳥取県西部地震展示交流センター運営事業
1,554千円
鳥取県西部地震展示交流センターを維持管理するための経費
(2)鳥取県西部地震の教訓等普及啓発事業
801千円
鳥取県西部地震展示交流センターを運営するための人件費及び、座談会・研修会等を開催するための経費
(3)高熱水費(日野町山村開発センター)
標準事務費 20千円
鳥取県西部地震展示交流センターを設置している日野町山村開発センターでの高熱水費
(1)平成23年度に実施した鳥取方式の地域消防防災体制検討事業における取りまとめ内容や鳥取方式の地域消防防災体制を推進する有識者会議における提言内容等を通してみえてきたもの
地域防災力を向上させるためには、地域の実情をふまえた
対策を地域住民が中心となって構築していくことが重要 |
(2)具体的な推進方策
地域住民が主体となった集落単位をベースとした共助体制の
構築 |
(3)目標
○集落の集合体による防災活動の取組みの促進
○消防団員、自主防災組織構成員以外の地域住民の防災
活動への参画 |
(1)〜(3)をふまえ、鳥取県西部地震の教訓を通して自助・共助の取組み促進を図っている鳥取県西部地震展示交流センターに機能を追加することが効率的・効果的に事業が推進できると判断したもの
(1)本県に甚大な被害をもたらした「平成12年鳥取県西部地震」の記憶や経験について風化させることなく、広く普及啓発を行い、後世に継承することは、自助・共助の取組を活発にし、地域防災力の向上を図るために不可欠であり、そのための拠点施設としての機能を果たしている。
(2)教訓や反省点等を振りかえる場所として、また、被災者や災害ボランティアから被災・復興体験を聞くことができ、情報交換・共有できる場所や催しを提供する本県唯一の施設として、多数の訪問者が利用している。
(3)他県からの来場者も多数あり、西部地震の教訓を活かした本県の防災対策の取組み等の情報発信拠点としての役割も果たしている。
鳥取県西部地震展示交流センターの概要
開館時期 | 平成18年10月 |
場所 | 日野町根雨130-1
日野町山村開発センター2階
(日野町役場敷地内) |
運営 | 日野ボランティア・ネットワーク |
開館時間 | 9時〜17時 |
休館日 | 月曜、祝祭日、第2・4の土日曜 |
センター機能 | 西部地震関係資料の収集、展示
研修会・座談会の開催
各地研修会への出前講座 |
HP | http://www.hinovnet.org/ |
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