これまでの取組と成果
これまでの取組状況
H17年度に旧システムを構築し、H17〜19年度まではモデル事業として実施し、在宅の超重心児(者)2名の自宅に設置(現在は1名)。
H20〜23年度はモデル事業の機材を継続活用し、事業を実施。
また、H22年度にテレビ電話1台を重心児(者)が共同生活を行う民家に設置。
これまでの取組に対する評価
【成果】
これまで、旧システムを設置した2名のうち1名は人工呼吸器使用の超重心児(者)で、通常、入所から在宅へ移行するのは困難だが、旧システム導入を契機に在宅へ移行できた。
時間、コスト及び保護者の身体的・精神的負担を大幅に軽減することができる。
家族に「常に病院とつながっている。」と安心感をもたらし、在宅生活を続けることについての自信を与えている。
緊急時であっても、医師の指導の下、家族が適切な処置を行うことにより、救急搬送や重篤な状態に陥ることを防げた。
医師が往診しなくても制度の高い診断が可能となった。
【課題】
本事業は、(1)在宅の重心児(者)、(2)重症心身障害児施設の専門医、(3)重心児(者)の近所のかかりつけ医の3者が連携することを目的としているが、(3)近所のかかりつけ医との連携が未だできていない。