アーティストリゾート創造事業（劇団付き劇場による地域創造事業）

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文化観光局　文化政策課　文化芸術担当　　

電話番号：0857-26-7134 E-mail：bunsei@pref.tottori.jp

	事業費(A)	人件費(B)	トータルコスト (A+B)	正職員	非常勤職員	臨時的任用職員
25年度当初予算額	9,750千円	3,972千円	13,722千円	0.5人	0.0人	0.0人
25年度当初予算要求額	9,750千円	3,972千円	13,722千円	0.5人	0.0人	0.0人
24年度当初予算額	7,000千円	4,023千円	11,023千円	0.5人	0.0人	0.0人

事業費

要求額：9,750千円　（前年度予算額 7,000千円）　　財源：単県　

一般事業査定：計上　　　計上額:9,750千円

事業内容

事業の目的・概要

　本県では、次世代ビジョンにおいて、ＩＪＵターンされたアーティストや地域に根付いて高いレベルの芸術・文化活動を行うアーティストと県民が芸術を解して活発に交流するアーティストリゾートの展開を促進しています。

　鳥取市鹿野町では、平成18年度にＩＪＵターンした劇団と地域とが一体となって、旧鹿野小学校（鹿野・鳥の劇場）を活動の拠点として、演劇祭や連携して行う地域体験事業を実施するなど、本県のアーティストリゾートの好事例として、定着してきています。

　全国に先駆けて、鹿野・鳥の劇場を「劇団付き劇場」として、地域の活性化の拠点、観光資源として定着するよう、劇団、地元住民、鳥取市及び鳥取県等の協働による形態（考え方）での運営により事業実施を行うものです。

要求内容

　平成２２年度に設立した鳥の劇場運営委員会に対して、文化を中心とした地域振興の拠点（鹿野・鳥の劇場）で行う事業（鳥の演劇祭、周辺文化事業、運営費）への補助を行うもの。
　
　また、平成２５年度はＢｅＳｅＴｏ演劇祭の併催もあることから、本演劇祭実施への補助を併せて行う。（共同作品製作への支援）

　運営委員会補助金　　　　　　９，７５０千円（定額）
　　　　　（内訳）鳥の演劇祭　　　　６，０００千円
　　　　　　　　　周辺事業等　　　　１，０００千円
　　　　　　　　　ＢｅＳｅＴｏ演劇祭　２，７５０千円

昨年度との変更点

○ＢｅＳｅＴｏ演劇祭の併催
　良質な舞台作品の鑑賞機会を幅広く県民に提供し、芸術を通じた一層の国際交流、異文化交流につなげることを目的に、ＢｅＳｅＴｏ演劇祭を連携実施。

　また、ＢｅＳｅＴｏ演劇祭における「日中韓共同製作作品」の公演に当たり、公演前約２ヶ月間に渡り、中国人及び韓国人の俳優が鹿野に滞在し、鳥の劇場とともにひとつの作品を共同で製作。

【ＢｅＳｅＴｏ演劇祭】
　中国・韓国・日本の３カ国による国際演劇祭が、1994年から３カ国の持ち回りで開催されている。この演劇祭は北京（Beijing）、ソウル（Seoul）、東京（Tokyo）の頭文字をとって、BeSeTo演劇祭と名づけられ、2013年は日本で開催される。東京を中心に開催されるが、その一部を鳥取でも開催する予定。

　※前回の鳥取公演は2010年の実施。

アーティストリゾート創造事業内容

拠点	鹿野・鳥の劇場（旧鹿野小学校・幼稚園）
運営主体	鹿野・鳥の劇場運営委員会〔体制〕 NPO鳥の劇場（委員会運営、事業全体の実施）鹿野まちづくり協議会（地域体験事業等支援）鳥取市（施設無償貸与、運営事業費一部支援）鳥取県（運営事業費一部支援）
実施内容	○演劇祭（鳥の演劇祭、BeSeTo演劇祭）　⇒　県民への鑑賞機会の提供　　　　県内外への情報発信＞＞＞観光資源となる　　　　韓国等との交流 ○ワークショップ・出前講座　⇒　すそ野の拡大、教育分野への展開 ○周辺地域の体験事業　⇒　地域振興、観光への活用
総事業費	７８，１００千円〔概算〕

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○これまでの取組状況
平成20年度、21年度には鳥の演劇祭開催事業として、県・市・鳥の劇場及び地元関係者により実行委員会（事務局：県）を設置し、「鳥の演劇祭」を開催した。平成23年度には鳥の劇場運営委員会（事務局：鳥の劇場）を立ち上げ、同運営委員会が主体となって「鳥の演劇祭」を中心とした文化事業を実施した。

〔第１回鳥の演劇祭の開催実績〕
　○開催時期　　平成20年９月の土日を中心とした週末（３週間）
　○上演プログラム（６公演・上演１６回）
　○来場者（延べ）　　１，５８０名
　○周辺事業として、「とっとり体験事業」「ワークショップ」等を実施

〔第２回鳥の演劇祭の開催実績〕
　○開催時期　　平成２１年９月の土日を中心とした週末（４週間）
　○上演プログラム（７公演・上演１７回）
　○来場者（延べ）　　１，７０３名
　○周辺事業として、「とっとり体験プログラム」「ワークショップ」「シンポジウム」等を実施。

〔第３回鳥の演劇祭の開催実績〕
　○開催時期　　平成２２年９月３日（金）～２６日（日）
　○上演プログラム（８公演・上演１７回）
　○来場者（延べ）　　１，５１３名
　○周辺事業として、「とっとり体験プログラム」「ワークショップ」「シンポジウム」等を実施。

〔第４回鳥の演劇祭の開催実績〕
　○開催時期　　平成２３年９月１６日（金）～１０月２日（日）
　○上演プログラム（１５公演・上演３７回）
　○来場者（延べ）　　２，５６４名
　○周辺事業として、「とっとり体験プログラム」「ワークショップ」「シンポジウム」「子どものためのいちにち（おはなし上演、かえっこバザール）」等を実施。

〔第５回鳥の演劇祭の開催実績〕
　○開催時期　　平成２４年９月１４日（金）～９月３０日（日）
　○上演プログラム（１５公演・上演３２回）
　○来場者（延べ）　　３，２７４名
　○周辺事業として、「とっとり体験プログラム」「ワークショップ」「子どものためのいちにち（おはなし上演、かえっこバザール）」「タイムスリップツアー」等を実施。

〔平成２２年度ＢｅＳｅＴｏ演劇祭（鳥取公演）〕
　○開催時期　平成２２年７月２４日（土）、２５日（日）
　○上演プログラム　３公演（うち　日・中・韓俳優共演２公演）
　　　　　　　　　　　　　シンポジウム「海でつながる、地域の未来」
　○来場者（延べ）　７９０名

これまでの取組に対する評価

これまでの取組に対する評価
「鳥の劇場」に対する評価
　　平成１８年度に活動を開始して以来、「劇団員の鳥取への定住」、「本県では貴重なプロの演劇鑑賞機会の提供」、「鳥取の劇団として県外へ情報発信している」等の面で本県に貢献しているといえる。

　平成２２年度には、日・中・韓の３カ国の持ち回りで開催される国際演劇祭「BeSeTo演劇祭」の一部を実施するなど、世界に発信する活動をしており、国際的な位置づけを目指す存在である。

　また、特筆できる点として、「移住した団員によって、それまでの鳥取にはなかった新たな活動が生み出されている点」、「地域に定着してまちづくりの一翼を担う文化拠点の一つとなっている点」、「まちづくり協議会等の地元に受け入れられている点」が挙げられる。
　鹿野町では地元の祭りや町民ミュージカルが賑わうなど、鹿野のまちが盛り上がりつつある。

　以上のような点で「鳥の劇場」の活動は、一定の評価ができ、活動の幅をさらに広げ鳥取県の存在感を押し上げるような活動が期待できる。

工程表との関連

財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位：千円)

区分	事業費	財源内訳
区分	事業費	国庫支出金	使用料・手数料	寄附金	分担金・負担金	起債	財産収入	その他	一般財源
前年度予算	7,000	0	0	0	0	0	0	0	7,000
要求額	9,750	0	0	0	0	0	0	0	9,750

財政課使用欄(単位：千円)

区分	事業費	一般財源
計上額	9,750	9,750
保留	0	0
別途	0	0

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