1 内容
平成23年3月に閉館した鳥取港海友館について、平成25年度から一部を福祉団体の事務所として貸し出すとともに、海上災害応急対策に必要な物資の備蓄倉庫として活用するための改造を行う。
2 事業内容
○現在、間仕切りされている部分について、平成25年度から福祉団体の事務局が入る予定であり、そこまでの連絡通路を作成する。
→平成25年4月から県身体障がい者福祉協会、県障がい者スポーツ協会の事務所が入居
○旧海友館の展示物の撤去を行う。
○元展示室部分は、海上災害応急対策物資の備蓄倉庫として活用するため、間仕切り・棚等を設置する。
→オイルフェンス、油吸着マット、油処理剤、バケツ、ひしゃく、防護マスク等を備蓄(秋里防災倉庫から移転)
3 必要経費
○旧鳥取港海友館改修工事
工事請負費 7,798千円
・仮設工事 300千円
・展示物撤去工事 297千円
・間仕切り改修工事 2,406千円
・収納棚設置工事 2,264千円
・通路灯設置工事 87千円
直接工事費計 5,354千円
諸経費 2,072千円
工事価格 7,426千円
消 費 税 372千円
合計 7,798千円
4 経緯
○鳥取港海友館は、オープン最初の年(平成7年)、有料にもかかわらず2万人近い入館者があったが、次の年には、半分以下に激減。
○13年度から入館無料にするとともに、展示内容の充実を図ったが、展示機器が変わらず老朽化により、入館者は減少。
○22年10月に実施された事業棚卸しで「施設の必要性は失われている、NPO ・住民団体が主体となり、港湾を中心とした地域活性化やスペース活用などの活用案作成」と総括され、平成23年3月に閉館。
○平成23年度、旧海友館の施設を有効活用するため、地元の自治会、NPO等への協議、自治体や市内小規模作業所に利用照会を行ったが、利用希望もなく、また利用検討を行っている団体と協議を行ったが、利用時間・金額等で折り合いがつかなかった。
○平成24年度、県身体障がい者福祉協会及び県障がい者スポーツ協会から利用の問合せがあり、平成25年度から事務所として利用を希望。
○鳥取市秋里の防災倉庫が廃止となり、入っている物資を平成24年度中に撤去することとされ、オイルフェンス等の海上災害応急対策物資を旧海友館Iに移転し、備蓄倉庫として活用する。
5 施設概要
○鳥取港湾事務所
所 在 地 鳥取市港町8番地
構 造 鉄筋コンクリート2階建
延床面積 1,174平方メートル(車庫等含む)
旧海友館部分(1階部分 483平方メートル)
開 館 平成7年4月1日
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
1経緯
○ 22年10月に実施された事業棚卸しで「施設の必要性は失われている、NPO ・住民団体が主体となり、港湾を中心とした地域活性化やスペース活用などの活 用案作成」と総括され、23年3月に閉館。
2 利活用についての照会
○地元の住民団体、NPO等、近隣自治体、県の各部局、鳥取市内(旧市内)所在の小規模作業所等に利用希望の照会を実施。
○県のホームページで活用策の意見募集の実施。
これまでの取組に対する評価
利活用についての対応状況
(1)地元の住民団体、NPO等への協議状況
○地元のNPO法人「鳥取・賀露みなとオアシス」、「賀露おやじの会」等と協議。
・賀露おやじの会(小規模作業所の展示・会議スペースとして利用)
⇒利用時間(平日夜7時までと土日)及び使用料がネックとなり、折り合わなかった。
・その他利用希望なし。
(2)自治体による利用に関する照会
・鳥取療育園が障がい児デーサービス事業の拠点として検討
⇒駅等から遠いことがネックになり断念。
・その他利用希望なし
(3)その他
・小規模作業所に利用希望の照会。⇒利用希望なし。
・県のホームページで活用策の意見募集⇒ 問合せなし。