1 事業の概要
鳥取空港においては、3台の化学消防車を配備する必要があるが、車庫は2台分しかないため、1台分の車庫を増設するもの。
平成25年度末には化学消防車1台を更新する予定であり、更新後の車両を収納する車庫を新設(増設)する。
2 事業の目的
(1)車庫の設置により化学消防車を雨・風・雪などの自然環境から保護する。
・消防車はノズルの吐出口、吸水口、吸水ホース、格納扉などの露出している部分が、雨や海からの潮風、雪などの影響により劣化したり、故障するのを防ぐ。
・車両の側面や上面のホースなどの消防用具を格納している部分や上記の露出部分が、車両上部に積もった雪や凍結により故障したり、消火活動に支障をきたすのを防ぐ。
(2)鳥取空港は冬期になると50cm前後の積雪があり、北西季節風の影響で吹き溜まると70cm前後にもなる。そのため屋外に車両があると飛行機の離発着の都度、車両周り、車両屋根の雪かき、暖気運転などが必要となるが、屋内に車両を配備することにより円滑に出動できる体制を整えるとともに、雪かきや暖気運転にかかる労力を削減する。
(3)化学消防車には制御機器類等の電装品を多く積んでおり、それらに電源供給するバッテリーに電圧低下が生じると制御機器類の誤作動を引き起こす。そのため、週に1回、冬場は週に2回バッテリーの充電をしなくてはならない。充電作業は雨・雪などの日は漏電の危険を避けるため、屋内で作業を行う必要がある。
3 事業期間
平成24年度〜平成25年度(2箇年)
4 全体計画
○車庫の新築に係る設計委託 C= 2,296千円(H24)
○建築工事(電気・機械含む) C=37,010千円(H25)
○合計 C=39,306千円