調整要求理由
(財政課長査定)
ジオライナーの車内装飾による情報発信より、まずは、エリア外での情報発信に努めて、山陰海岸ジオパークの認知度の向上に繋がる事業を実施して下さい。
(目的)
平成25年度は「とっとりグリーンウェイブ」として鳥取県の持つ自然の魅力を国内外に情報発信する。この機をとらえ、ラッピング列車にジオパークを意識した内装(部分ラッピング)を加えることで、列車の魅力づくりと乗客の満足度の向上、メディアへの話題提供を行い、さらに、ラッピングされたジオライナーや山陰海岸ジオパークの魅力を中心とした旅番組を関西圏をエリアとする放送局で作成、放送することで、因幡・但馬地方の交流拡大・鉄道の利用促進を図る。
(現状)
H24に実施したジオパークディスカバリーの乗客アンケート(神戸、姫路)でも山陰海岸ジオパークの認知度はまだまだ低い。また、旅行商品宣伝を山陰海岸ジオパークのPRも兼ねて実施した結果、各ジオサイトへの興味や、鉄道を利用した旅行の需要は高い数値を示した。今後、列車を利用した旅のさらなるPRを行うことで認知度を向上させ、旅行需要の喚起、鉄道の利用促進を行う必要がある。
調整要求内容
1 車両の魅力アップ
車両内部への部分ラッピング
ジオライナーとして運用されているラッピング車両の内部にジオパークを意識した部分ラッピングを行い、車両自体の魅力を向上させ、同列車を利用する動機付けを行うとともに、メディアへの話題提供を行う。
2 情報発信
ケーブルテレビによる広報
臨時快速「山陰海岸ジオライナー」を利用し、山陰海岸ジオパークエリアの魅力を味わう特別番組を、関西一円をエリアとするケーブルテレビで制作し放送する。ジオライナーを同番組の中心とすることにより、エリアとしての魅力をPRするとともに、列車を利用した旅という印象を強く与えることで、交流人口の増大による鉄道の利用促進に繋げる。
項 目 | 放送
時間 | 放送
回数 | 放送
期間 |
ジオライナーを活用
した鉄道旅の紹介番組 | 30分
/回 | 8回
/月 | 3ヶ月間 |
○上記放送に併せてプレゼントキャンペーンを実施し、訴求効果の増大を図る。
3 特別列車の運行
山陰海岸50周年記念列車の運行
平成25年は山陰海岸国立公園指定50周年となる記念の年であることから、各種記念行事を行う夏期に特別列車を運行する。
(ア)内容(案)
・実施時期:平成25年8月頃
・使用車両、運行形態:列車運行事業者等と協議の上決定する
(イ)事業費:500千円
調整要求額
10,312千円(前年度予算額 10,125千円)
(調整要求額:4,322千円、既計上額5,990千円)
1 車両の魅力アップ
車両内部への部分ラッピング(1,785千円)
内訳
シート作成費 600,000円×2両= 1,200,000円
デザイン制作費 40,000円×2両= 80,000円
デザイン調整費 16,000円×2両= 32,000円
施工費 194,000円×2両= 388,000円
消費税 85,000円
合計 1,785,000円
2 情報発信
ケーブルテレビによる広報(2,037千円)
内訳
・番組製作料@ 1,300,000円×1本 =1,300,000円
・番組放送料@40,000円/回×8回/月×2ヶ月 = 640,000円
・消費税 97,000円
計 2,037,000円
※番組製作料は24年度実績より積算し、プレゼントキャンペーン経費を含む。
3 特別列車の運行
山陰海岸50周年記念列車の運行(500千円)