1 事業概要
専門的な知識、経験が必要な診療費の算定業務及び窓口業務(患者受付、患者負担金の収受等)の委託について、債務負担行為により複数年契約を行う。
2 契約期間及び所要経費
(1)契約期間 平成26年4月1日〜平成29年3月31日
(2)所要経費(委託料) 総額 48,069千円
各年度の所要額 (単位:千円)
| H26年度 | H27年度 | H28年度 | |
H26.4〜H27.3 | 15,876 | | | 消費税率8% |
H27.4〜H27.9 | | 7,938 | | 消費税率8% |
H27.10〜H28.3 | | 8,085 | | 消費税率10% |
H28.4〜H29.3 | | | 16,170 | 消費税率10% |
計 | 15,876 | 16,023 | 16,170 | |
※参考(現契約)
・契約者 株式会社ニチイ学館
・契約期間 平成23年4月1日〜平成26年3月31日
・契約金額(予算額) 37,044千円(38,520千円)
・入札方法 総合評価競争入札
(3)要求額増について
現行業務の業務量増加及び電子カルテシステム導入に伴う業務量増加により前回要求時(H22.9補正)に比して要求額を増額する。
3 債務負担行為の理由
・複数年契約の締結により、受託業者は従業員を長期・安定して雇用できることから、従業員の業務習熟が促進され、業務の質及び効率の向上を実現し、審査機関・保険者の査定による減収の防止を図る。
・受託業者における人材確保・養成に係る経費の節減が見込め、委託料の縮減が期待できる。
4 委託業務の主な内容
(1)医療計算業務(医科・歯科)
(2)診療報酬請求業務
(3)外来受付業務
5 契約方法等
(1)契約方法
総合評価競争入札
(2)評価委員会の開催
入札に際しては、学識経験者、業務精通者により構成する評価委員会を設置し、募集要項の審査・決定及び契約業者の審査を行う。
(3)評価審査会に係る経費(H25年度中に2回実施)
報酬 36千円
費用弁償 24千円
普通旅費 11千円
いずれも現年度予算の流用等を協議の上、執行。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
1 業務委託の端緒
医療事務(外来窓口対応、診療費計算(入院・外来)、審査機関に対する診療報酬請求等一連の業務)は、平成13年度中途まで職員により行っていた。しかし、診療行為の高度化・専門化に伴い、事務の複雑化と併せて2年ごとの診療報酬改定があり、数年で人事異動のある職員が対応することは困難となった。
このため、平成13年10月から当該業務を医療事務に精通した業者に委託している。
2 委託業務の推移
外来実患者数は年々増加しており、それに伴い業務量が増加している。
これまでの取組に対する評価
医療関連の収入(使用料、手数料)は、年間4億8千万円余と当センター運営の財源として非常に重要で、日々窓口で受領する患者負担金のほか、審査機関(保険者)に対して請求する診療報酬はその根幹をなしている。診療報酬の算定には、制度に専門的知識・経験を持つ者によることが必要であり、今後も当該業務に精通した者に業務委託することが不可欠。