・兵庫県と鳥取県の国道29号周辺地域の市町及び民間関係者等との協力と連携の下に、自然・歴史・文化及び産業等の優れた地域の特性を生かした広域的な取り組みを通じて、地域の振興と活性化を図るために平成15年4月に設置された協議会。
・協議会設置以降は、花の郷づくりや沿線の清掃活動など、国道29号周辺地域の魅力アップ事業からスタートし、その後、バスツアーや登山イベントの開催などによる地域間交流の促進や情報発信によって観光客誘致などを図ってきた。
・平成21年度以降は、鳥取自動車道全線開通後の国道29号の交通量の減少及び周辺観光地への影響を懸念し、広域的に取り組むことで高い効果が期待できる「観光振興」及び「情報発信」に特化した取り組みを重点的に推進しているところ。
・単市単町だけでは観光資源が十分でない国道29号周辺地域が観光客の誘致を推進するには、共通の特徴を活かした連携によって地域の魅力向上を図ることが必要不可欠である。
・平成24年度末に予定されている鳥取自動道全線開通による国道29号線の通行量の減少、地域の衰退を懸念し、これらの危機感から脱するため、共通する強みを生かした連携をより密接に行い、地域外からの誘客をより一層に図っていくものとする。
◆平成24年度の主な事業
・平成24年度は沿線で生産される果物が多いことから、今年度の福ロードフェアは沿線のフルーツや野菜などを活用した「秋のフルーツ旬菜リレーイベント」と銘打って、鳥取3箇所、兵庫2箇所の計5箇所の道の駅等で観光チラシの配布や沿線の特産物が当たる抽選会を行うイベントを実施したところ。
・ 福(29)ロードフェア(5回)
第1回 9月9日 道の駅 はっとう 来場者 約500人
第2回 10月9日 道の駅 はが 来場者 約700人
第3回 11月3日 道の駅 若桜 来場者 約1200人
第4回を11月23日、第5回11月25日 実施予定
・国道29号線周遊バスツアー
11月20日に観光企画ツアーを日本交通旅行社で予定
兵庫県西播磨県民局においても年内目途に実施予定
・国道29号沿線道の駅等連絡会議の開催
10月11日 兵庫県宍粟市波賀市民局で開催
協議内容
(1)冬期間の国道29号線沿線道の駅等利用促進対策(スキー客へのPR、利用
割引券等)
(2)各道の駅、物産販売施設における相互の物産品委託販売への取組み
(3)福(29)ロードへの取組み及びジビエ対策
・上記に係る観光PRチラシの増刷
・鳥取自動車道全線開通による国道29号沿線の交通量の減少をくい止めて、国道29号沿線の誘客を確保する。
・県境を越えた自治体が連携して事業を実施することで、広範囲からの誘客が見込める。
・広域で情報発信や誘客を行うことで、共通の資源を巡る観光ルート設定ができ、連携するエリア内での周遊化が図られる。
・広域連携により、共通の課題(中山間地域の鳥獣肉の有効活用、高速自動車道からの誘客の工夫など)の解決に向けた事業を地域住民、民間団体とともに積極的に進め、地域活力の低下を防ぐ。