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平成25年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:商工費 項:商業費 目:貿易振興費
事業名:

境港外貿定期航路拡充支援事業

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商工労働部 経済通商総室 通商物流室  

電話番号:0857-26-7661  E-mail:keizaitsusho@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
25年度当初予算要求額 3,000千円 794千円 3,794千円 0.1人 0.0人 0.0人
24年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:3,000千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業概要

 鳥取県が定めるエリアへの境港の航路充実に向けたインセンティブ制度の創設及びルート確立のための試行輸送を実施し、境港利用における地域企業の利便性の向上及び生産性の効率化を図る。

2 事業内容

(背景)

    上海、東南アジア地域等、大消費地及び産業集積地への海外展開を積極的に支援していき、アジアの成長を取り込むことで、貿易拡大及び県内産業の体力強化を図ることが必要。  

    国際的な分業体制により部材の供給、調達など海外取引が進展しており、県内主要産業である電機、機械製造業はスマートフォン・自動車関連等の製造拠点である上海周辺地域との取引が活発化。

    自動車・電機メーカーの東南アジア現地生産化等に伴い、地域企業の東南アジア展開も進展。

    ものづくり系企業における海外取引が活発化する中、県内企業の立地環境としての境港の重要性はますます高まっており、外貿コンテナ航路のラストポート化や境港を基点としたと南アジア方面のルート確立などの施策を実施し、県内企業の境港の利便性を高め、生産性の効率化を図る。

    (1)境港外貿定期航路拡充支援事業
     境港−上海ラストポート、ファーストポートを内容とする航路開設、増便、改編による航路充実を行う運航船社に対するインセンティブ制度を創設。

    ○内容 

    対象者運航船社(外国船社の場合は日本法人代理店等)
    対象航路境港の外貿定期航路で上海航路
    要件境港をラストポート、ファーストポートとする上海航路の開設、増便、改編による既存航路の充実
    支援内容追加運航等に係る傭船料の一部を支援
    限度額2,600万円/年/運航船社(1寄港あたり50万円)
    同一運航船社がラスト・ファーストポートとする場合にラスト・ファースト航路とも支援対象とする
    ※運航開始から1年毎の実績払い、3年間
    債務負担行為要求額平成26年度 5,200万円
    平成27年度 5,200万円
    平成28年度 5,200万円

    ○課題
    ・境港の上海航路での輸出は11日間必要
    ・境港は阪神港(上海まで3日)と比較しリードタイムで不利な状況
    ・リードタイム重視の県内企業は阪神港を利用

    ○効果
    →上海向けリードタイム改善(11日→3日へ短縮)
    →県内、誘致企業への物流面での立地環境改善→生産性の効率化
    →境港利用促進(取扱貨物量増加)
    →上海積替よる東南アジアルートの可能性が高まることも期待
(2) 境港−東南アジア輸送ルート確立事業

 釜山等で積替する境港−東南アジア向け航路ルートを利用した試行輸送を委託し、ニーズ把握を行う。

○内容
事業者フォワーダー、船社など積替による境港−東南アジア輸送ルートを確保し、試行輸送を実施する者
対象航路境港の外貿定期航路を利用した東南アジア方面限定
委託内容・公募し、事業者を指定
・事業者が新規・振替貨物(荷主)を想定した積替ルート及び輸送スケジュールを作成、試行輸送を実施し、実施結果報告書を作成
事業費150万円/事業者(2社)
要求額300万円
    フォワーダー(Forwarder)とは、荷主から貨物を預かり、他の業者の運送手段(船舶、航空、鉄道、貨物自動車など)を利用し運送を引き受ける事業者。

○課題
・境港利用で東南アジア方面へ輸出入は、現行、釜山積替が必要。
・釜山積替リスク(積替タイミングにより1週間遅れる可能性あり)により到着スケジュールが不確実。納期遅れは荷主にとって死活問題であることから直行便のある阪神港利用がメインとなっている。
・釜山積替輸送とした場合、東南アジアまでのルートを確保するフォワーダーや船社は、荷主に提案するスケジュール確保の負担(船倉確保等)があることから、試行輸送を実施する際の負担軽減が必要。

○効果
→県内、誘致企業への物流面での立地環境改善→生産性の効率化
→境港利用促進(取扱貨物量増加)

○東南アジア航路確立のスキーム
 第1ステップ  釜山等積替−東南アジアによる貨物実績作り
           (境港−東南アジア輸送ルート確立事業)

 第2ステップ 日本海側他県連携の釜山経由積替なし航路誘致

 第3ステップ 日本海側他県連携による航路誘致

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・境港ポートセールスの中で、地域企業から上海向け輸出ルートのニーズがある。

・境港から東南アジア方面の貨物輸送は、釜山積替えが必要で、貨物輸送スケジュールが不安定であることから、フォワーダー等によるルート確立が必要となっている。 

これまでの取組に対する評価

・上海、東南アジア地域等、大消費地及び産業集積地への海外展開を積極的に支援していき、アジアの成長を取り込むことで、貿易拡大及び県内産業の体力強化を図ることが必要。

・ものづくり系企業における海外取引が活発化する中、県内企業の立地環境としての境港の重要性はますます高まっており、外貿コンテナ航路のラストポート化や境港を基点としたと南アジア方面のルート確立などへの施策を実施し、県内企業の境港の利便性を高め、生産性の効率化を図る。

工程表との関連

関連する政策内容

境港の物流拠点化

関連する政策目標

境港の取扱貨物量増加





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 3,000 0 0 0 0 0 0 0 3,000