事業概要
消防法に基づき、危険物取扱者及び消防設備士に対して免状交付を行うとともに、危険物及び消防用設備に関する新しい知識・技能を習得できるよう講習を行う。
区分 | 金額 | 備考 |
危険物取扱者免状の交付
消防設備士免状の交付
写真書換え未了者への通知 | ２，８０３千円
（２，８０７千円） | （財）消防試験研究センターに委託 |
| 危険物取扱者対象の法定講習会（危険物規制に係る保安指導） | ２，６３３千円
（２，６３３千円） | 鳥取県危険物保安協会連合会に委託 |
| 消防設備士対象の消防設備の工事及び整備に関する講習会（消防設備に係る保安指導） | ２，１８５千円
（１，９１６円） | （社）鳥取県消防設備保守協会に委託 |
| 危険物保安功労者の表彰 | ３０千円
（３０千円） | ６名（事業所） |
※（ ）内は前年度予算額
（参考）危険物取扱者及び消防設備士とは
【危険物取扱者】
○自分自身で危険物の取扱いができるとともに、立ち会うことによって、資格を持たない人も危険物を取扱うことができる（甲種・乙種）。また、危険物保安監督者になることができる。
○県内では例年、1000名弱が新規免状交付を受ける。また、製造所等で危険物の取扱作業に従事する危険物取扱者は、３年に１度、知事の開催する保安講習を受講する義務がある。
【消防設備士】
○消火器やスプリンクラーなどの消火設備、自動火災報知設備などの警報設備、救助袋などの避難設備の設置工事、点検整備を行うことができる。
○県内では例年50〜100名が新規免状交付を受ける。５年に１度、知事の開催する講習を受講する義務がある
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
（１）危険物規制に係る保安指導
消防法に基づく危険物取扱者保安講習を鳥取県危険物保安協会連合会に委託して実施
【危険物取扱者保安講習受講者数】
Ｈ２３ 受講者数 ６３７人
Ｈ２４ 受講者数 ６３７人
（２）危険物保安功労者の表彰及び危険物保安意識啓発事業
【危険物保安功労者等の表彰】
Ｈ２３ ６名（保安功労者：１名、優良事業所：２事業所、優良取扱者３名）
Ｈ２４ ６名（保安功労者：１名、優良事業所：２事業所、優良取扱者３名）
（３）危険物取扱者免状、消防設備士免状の交付及び写真書換え未了者への通知
免状の交付及び写真書換え業務を、財団法人消防試験研究センターに委託実施
【免状交付状況（平成２３年度）】
○危険物取扱者免状
（新規）597件、（再交付）69件、（本籍等書換）15件
○消防設備士免状
（新規）151件、（再交付）1件、（本籍等書換）1件
（４）消防設備に係る保安指導
消防法に基づく消防設備士講習を、社団法人鳥取県消防設備保守協会に委託実施
【消防設備士講習受講者数】
H22 申請者数 308人、受講者数 304人
H23 申請者数 301人、受講者数 289人
（５）その他（危険物安全意識向上に係る普及啓発）
ＨＰや電光掲示板で平成２４年度危険物安全週間（６月第２週）に普及啓発を実施した。
これまでの取組に対する評価
（１）危険物規制に係る保安指導
鳥取県危険物保安協会連合会は財団法人全国危険物安全協会の県内唯一の下部組織である。また、危険物関係法規の徹底や関係行政機関への協力を行っており、県内で本業務を受託しうる唯一の団体である。
業務委託により、事務処理の効率化が図られている。
（２）危険物保安功労者の表彰
危険物保安功労者等の表彰については鳥取県危険物保安協会連合会を通じて各保安協会から推薦を頂いており、毎年受賞者を表彰している。長年にわたり保安に努めてきた事業者の労に報いるとともにさらなる保安の確保に向けた原動力にもなっている。
（３）危険物取扱者免状、消防設備士免状の交付及び写真書換え未了者への通知
財団法人消防試験研究センターは、危険物取扱者試験及び消防設備士試験の全国唯一の実施機関であり、免状作成業務は試験と一連をなす手続きであるため、業務委託により事務処理の迅速化が進んでいる。
（４）消防設備に係る保安指導
社団法人鳥取県消防設備保守協会は、消防設備士の資質向上のための講習を行うことができる県内唯一の団体であり、委託により事務処理の効率化が図られている。
近年、消防設備士の希望者も増加する傾向にあり、今後、さらに消防設備保守協会の業務が重要になると考えられる。