「鳥取県津波対策検討委員会」の検討結果に基づき、新たに津波
・県においては、東日本大震災の津波被害を踏まえ、平成23
年7月に「鳥取県津波対策検討委員会」を設置し、新たな震源モデ
ルの設定による浸水予測や被害想定を公表するとともに、津波対
策の検討を行った。
・市町村は検討委員会の検討結果に基づき、避難対策を中心とし
た具体的な対策に取り組んでいるが、津波対策は緊急かつ重点的
に取り組む必要があるため、県が支援を行うもの。
【鳥取県津波対策検討委員会の主な検討結果】
○次の3波源に基づく津波浸水予測図を「暫定的な予測」※として
公表し、避難対策等のソフト対策に取り組む。
■鳥取沖東部断層(Mw7.3)
■鳥取沖西部断層(Mw7.05)
■佐渡島北方沖断層(Mw8.16)
○想定した3つの断層ごとにシミュレーションを行った津波浸水予
測図の結果を重ね合わせた「最大の津波浸水予測図」をもとに避
難対策を行うことを基本とする。
○市町村の避難対策等の事業を進めるにあたっては、必要に応じ
て学識経験者等のアドバイス等を受けながら行うことが望ましい。
※「暫定的な予測」と位置づけた理由
津波防災地域づくりに関する法律に基づき、改めて県が浸水想定
を設定する間も、委員会の浸水予測を「暫定的な予測」と位置づ
け、避難対策等のソフト対策に取り組むことにより住民の安心・安
全の推進を図ることとしたもの。