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平成25年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:商工費 項:商業費 目:貿易振興費
事業名:

環日本海物流円滑化推進事業

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商工労働部 経済通商総室 通商物流室  

電話番号:0857-26-7660  E-mail:keizaitsusho@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
25年度当初予算要求額 21,900千円 7,150千円 29,050千円 0.9人 0.0人 0.0人
24年度当初予算額 21,900千円 7,241千円 29,141千円 0.9人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:21,900千円  (前年度予算額 21,900千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業内容

北東アジアゲートウェイ第2ステージとして中国東北部の物流の取込みが必要になっている。中露国境実験輸送による物流ルートとしての検証と課題の抽出を行い、黒龍江省との物流会議等を活用して課題解決に向けた取組みの推進と物流サービスの確立を行う。
●H23トライアル輸送(中露国境ルート)の結果
 ・ロシア区間を無関税で輸送する方法が判明
       (国際道路物品運送書類を添付すれば無関税)
 ・ウラジオストク港のクレーン能力不足が表面化
       (40フィートコンテナの積み降ろしができない。)
 ・中国からの輸入に必要な空コンテナ入手困難
 ・中露国境での重量制限が厳しい(40Fコンテナ満載が難しい)
 ・多様な商材(食品、電池等)での輸送安全性を確認する必要

●H24トライアル輸送(中露国境ルート)の結果
 ・中露国境ルートでの食品輸出を初めて実施したところ、綏芬河検疫において日本食品を通関した前例がなかったため、手続きが滞った。しかし、仮の保税通関を行い、着地である延吉市の検疫で手続きを行ったところ、荷受人である山陰プラザinチャイナの中国人脈のおかげで検疫を通過することができた。

     トライアル輸送結果を踏まえ、黒龍江省等と協力して、中国・ロシア政府、関係団体に状況の改善を求める。
     H25年度もトライアル輸送を実施し、多様な商材での輸送安全性を確認するとともに、初期の物流コスト高をカバーするため輸送経費支援を行う。

    ●H24鳥取県・黒龍江省物流促進会議の結果
     ・平成23年度に鳥取県が行った中露国境トライアル事業で抽出した問題点を解決するための方策を話し合った。特に中国ロシア側の規制、設備の能力不足による問題の解決を中露政府・関係機関に黒龍江省から働きかけてもらうよう強く依頼した。3カ国一貫の船荷証券発行、コンテナ回漕システム構築、コスト削減対策などについてはDBS社及び関係物流企業がアライアンスを組んで解決するよう働きかけている。

     引き続き黒龍江省と接触して、課題解決に努める必要がある。

(1)鳥取県・黒龍江省物流促進会議

環日本海定期貨客船航路のウラジオストク発の貨物が増加しない大きな理由として、中露側ルートの未整備が挙げられる。平成24年度に引き続き、日本との貿易貨物があり、また、中露国境貿易が盛んな中国黒龍江省で、中国東北部及びロシア極東の地方政府、物流企業等との合同会議を開催する。

○参加団体
 (行政)黒龍江省交通運輸庁、鳥取県商工労働部
 (民間)環日本海経済活動促進協議会(日本)
     DBSクルーズフェリー社(韓国)
     プリモーリエアフトトランス社(ロシア)
     万利国際貨物運輸代理有限公司(中国)
     牡丹江華晟物流有限公司(中国)
     へリックスジャパン社(日本)       等
 ○開催地 中国黒龍江省ハルビン市
 ○開催予定時期 平成25年8〜9月
 ○検討内容 
   ・中露国境ルートの円滑化のための方策
   ・新規貨物案件の持ち寄り、試験輸送実施 など

所要経費

鳥取県・黒龍江省物流促進会議に参加する経済界代表旅費
               200,000円×2名=400,000円

(2)環日本海定期貨客船航路輸送ルート開拓トライアル支援事業

H24年度に引き続き試験輸送を行い、ルートの物理的障害、コスト的な問題点を抽出し、改善策を検討することにより、実用的な物流ルート構築を目指す。

【要件】 
商工労働部長が、市場性があり且つ継続性がある貨物で新規性(新規商材、新規輸送方法等)があると認めたもの。

【支援内容】
支援額:トライアル輸送の所用経費
限度額:130万円(輸送経費:100万円、調査経費:30万円)

所要経費

事業費650万円

 内訳:130万円(1件)×5件=650万円

(3)境港対北東アジア貨物輸入促進支援事業

境港を基点とした北東アジアと日本国内の恒常的な貿易を実現するため、中国東北部等(ロシア含む)を経由して環日本海定期貨客船航路を利用する貨物(資源、原料、食品等)で、日本国内での市場性があり、将来に渡り継続的に輸入の可能性がある貨物を対象とした輸入貨物の物流経費の一部を支援する。

【対象事業者】
環日本海定期貨客船航路を利用して境港へ貨物を輸入する者
【対象品目】
中国東北部(吉林省、黒龍江省)及びロシア・モンゴル等で生産される原料・資源(飼料・堆肥、穀物、鉱石、水産品、木材等)で日本国内で市場性があり、将来に渡り継続的に輸入の可能性がある貨物
【補助額】1TEU当たり10万円
【限度額】1事業者当たり300万円

所要経費

事業費1,500万円
 内訳:300万円(1事業者当たり限度額)×5社

これまでの取組と成果

これまでの取組状況


●平成24年7月23日に鳥取県・黒龍江省物流促進会議をハルピン市内で開催した。10月に黒龍江省訪問団が来県し、引き続きの議論を行う予定であったが尖閣諸島反日デモ等の影響もあり、次回開催の目途が立っていない。

●平成24年7月31日〜8月31日に県内企業が中露国境ルートでの食品輸出トライアルを初めて実施した。
 

これまでの取組に対する評価


●トライアル事業に関わった大手商社が中露国境ルートに関心を持っており、継続利用となれば他社も追随して利用が増える可能性が大きい。

●ただし、大連ルートとのコスト差をさらに圧縮しなければ実輸送に移行することができず、境港対北東アジア貨物輸入補助金を利用しての輸送に至っていない。

工程表との関連

関連する政策内容

境港の物流拠点化

関連する政策目標

境港の取扱貨物量増加





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 21,900 0 0 0 0 0 0 0 21,900
要求額 21,900 0 0 0 0 0 0 0 21,900