1 事業目的
環日本海定期貨客船航路の更なる安定運航確保に向けた利用促進を図るため、認知度向上に向けた各種取組みを行う。
2 環日本海圏航路の認知度向上のための取組み
これまで、航路の存在を幅広く周知するため、県外企業を対象にした航路利用促進懇談会の開催、経済団体・関係企業等を対象にした境港視察ツアー、経済関係の全国紙による広告の掲載等を実施。一定の成果を踏まえ、航路の認知度向上を図るための広報事業を継続して実施する。
3 事業概要
(1)認知度向上を図るための広報事業 8,378千円(8,378千円)
ア.国内全国紙等における新聞広告
・経済関係の全国紙に広告を掲載
・広告料 5,000千円
イ.国内ロシア専門誌等における雑誌広告
・ロシア情報専門誌の裏表紙に広告を掲載
・広告料 @63千円×6ヵ月=378千円
ウ.ウラジオストク市内、韓国内における広報委託
・広報委託料 3,000千円
(2)標準事務費 1,250千円(950千円)
※就航3周年記念事業はH24で終了
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
◆平成21年6月29日、韓国・東海港から境港に向け、貨客船航路の正式就航を実現。併せて、関連行事の実施を行い機運の盛り上げを図った。
◆その後、現在まで定時定期性を保ち、安定的な運航が継続されている。
◆平成24年7月6日、航路就航3周年を迎えたことから、境港市において関係者等による記念セレモニー等を実施した。
◆航路の周知等に向けた各種事業を重点敵に実施。
<貨物確保に向けた取り組み>
・利用懇談会の開催(中国地区、関西地区、四国地区)
・境港視察ツアーの実施(中国地区、関西地区)
<航路の情報発信>
・全国紙における広告掲載(日経産業新聞ほか)
・ロシアウラジオストク市における看板等の設置
・ロシアウラジオストク市におけるテレビCM
これまでの取組に対する評価
◆平成21年6月、予定どおり正式就航が実現できた背景として、緊急プロジェクトチームによる活動など、鳥取県による各種取組が下支えとなったものと認識。よって、その歩みを減速させることなく、継続した取組を行うことが必要。
◆延べ乗客数は平成24年9月30日時点で14万5千人を超え、旅客面では順調に推移している。
貨物利用については増加傾向にあるが、ロシアからの輸入貨物と日韓間の貨物の確保がいまだ課題であり、来年度以降も継続して、貨物利用に資する取組を強化して行くことが必要。