現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成25年度予算 の 商工労働部の環日本海圏航路就航奨励事業
平成25年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:商工費 項:商業費 目:貿易振興費
事業名:

環日本海圏航路就航奨励事業

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

商工労働部 経済通商総室 通商物流室  

電話番号:0857-26-7850  E-mail:keizaitsusho@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
25年度当初予算要求額 11,700千円 5,561千円 17,261千円 0.7人 0.0人 0.0人
24年度当初予算額 46,800千円 5,632千円 52,432千円 0.7人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:11,700千円  (前年度予算額 46,800千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業の趣旨、考え方

◆環日本海定期貨客船航路の就航にあたっては、安定的かつ継続的な運航に資するため、初動3年間、運航経費の一部を助成してきたところ。


    ◆運航実績、運航会社の経営改善、航路を取巻く厳しい環境、同航路の重要性等を勘案し、航路の早期の安定運航に向け、助成期間を当面1年間延長したもの。

    ◆定期運航の継続により、当該航路は鳥取県と対岸諸国を結ぶ物流、観光のインフラとして、着実に定着し様々な効果をもたらしている。

2 事業の枠組み

●環日本海定期貨客船航路を早期に安定的に運航させるため、航路の運航経費を助成する民間団体に支援を行う。

・事業主体は「環日本海経済活動促進協議会」
(事務局:境港貿易振興会)
・境港−東海間の運航経費の1/10を助成
・期間は初動3年間に当面1年間延長
(正式就航日:平成21年6月29日〜平成25年6月28日)
・助成総額を県と地元自治体が60対40で負担
※地元自治体・・・中海・宍道湖・大山圏域市長会を構成する各市
(境港市、米子市、松江市、安来市、出雲市)
・1往復あたり1,500千円を上限
・運航回数に基づき助成(週1回運航)

※H22年10月より運航回数及び上限額を変更

3 事業内容

(1)補助金名  環日本海圏航路就航経費補助金

(2)補助金額  11,700千円(前年度46,800千円)

<全体事業費>
1,500千円(上限)/往復×13往復(週1運航・6月28日まで)
                         =19,500千円
 うち鳥取県60/100(負担割合)    =11,700千円 
 うち地元自治体40/100(負担割合) = 7,800千円

<参考>

4 参考



これまでの取組と成果

これまでの取組状況

◆2009年6月29日、韓国・東海港から境港に向け、貨客船航路が正式に就航。

◆その後、世界同時不況、スケジュール変更、東日本大震災等、困難な時期もあったが、現在まで荒天による欠航以外の休航はなく、安定的な運航が継続されている。

<運航状況の概要>
・2012年9月30日現在、境港〜東海間を223往復、東海〜ウラジオストク間を166往復運航。

・延べ乗客数(境港〜東海〜ウラジオストク)は14万5千人を超えた。乗客の国籍別内訳は、韓国人が約6割、ロシア人が約3割、日本人約1割。

・2012年8月の境港における乗客数は、片道1便あたり平均342名あまりと、順調に推移。

・一方、貨物面では比較的堅調なロシア向けの輸出貨物を中心に、境港における取扱貨物量は拡大傾向。
 2010年1月〜6月:計1,515トンに対し、
 2011年1月〜6月:計1,906トンと約1.3倍に増加
 2012年1月〜6月:計4,215トンと約2.8倍に増加

・ロシアからの輸入貨物と日韓間における貨物の確保が課題。

◆運航会社では、この航路は唯一の3ヵ国航路であり、困難なことがあっても、長期的、永久的な航路となるよう、引き続き定期運航をしていく旨を意思表明している。

◆現状では運航会社は赤字ではあるが、売上増と経費削減に努め経営改善を行ったことにより、収支は改善されつつある。

これまでの取組に対する評価

◆2009年6月、正式就航が実現できた背景として、就航奨励金を日韓双方の自治体が協調して予算化できたことが、最も重要な理由の一つであったと認識。

◆船を定期的に運航するためには様々な必要経費が生じるものであり、運航に要した経費の1/10程度を助成することで、就航初動時期における航路の安定化に当該就航奨励事業が果たしている役割は大きい。

◆旅客、貨物の増加、運航会社の経営改善など、航路の運航状況は確実に安定化に向かっているが、日韓間の貨物確保の課題、韓国束草とロシアザルビノ間の航路就航再開の動きなど、航路を取巻く環境は厳しくなっており、航路の安定化が急務となっている。

◆航路の就航により、県内への外国人観光客の増加、航路を利用した幅広い人的交流が拡大された。また、航路を活用した県内企業のビジネス開始、海外での販路開拓を目指す県内企業の動きも活発化してきており、航路就航による効果が確実に表れている。

◆日本海を横断しロシアと結ばれている貨客船航路として、安定運航が継続できているのは、この境港の航路のみ。運航会社の努力と関係する自治体の支援が重なり、官民挙げて支えてきた結果。

工程表との関連

関連する政策内容

境港の取扱貨物量増加

関連する政策目標

境港の物流拠点化





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 46,800 0 0 0 0 0 0 0 46,800
要求額 11,700 0 0 0 0 0 0 0 11,700